ホロライブ星街すいせい×花譜、お互いの「好きな楽曲」3選レビュー

ホロライブ星街すいせい×花譜、お互いの「好きな楽曲」3選レビュー
ホロライブ星街すいせい×花譜、お互いの「好きな楽曲」3選レビュー

星街すいせい×花譜 対談記念「相手の好きな楽曲」レビュー

バーチャルYouTuber(VTuber)/Vシンガーの音楽シーンを象徴する2人の歌姫がいる。ホロライブ所属の星街すいせいさんとKAMITSUBAKI STUDIO所属の花譜さんだ。

片やVTuber史上初となるYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」出演を果たし、片やVシンガーとして初めて日本武道館公演を成功させた両者。今やその存在感はシーンの外にまで轟いている。

そんな2人の前後編に渡る対談インタビュー企画が、KAI-YOU Premiumにて実現した。 その特別編として、今回KAI-YOU.netでは、星街すいせいさんと花譜さんがお互いの「好きな楽曲」を紹介した相互レビューを公開。2人へのインタビューと合わせ、2本立てでお届けする。

取材・文:オグマフミヤ 企画・編集:都築陵佑

目次

星街すいせい「花譜ちゃんは悲痛な感じを表現するのが上手」

星街すいせい:歌とアイドルをこよなく愛する永遠の18歳のアイドルVTuber。いつか武道館でライブをすることを夢見て活動している。2023年6月時点でYouTube登録者数は190万人、Twitterフォロワー数は130万人を突破と、着実にスターの階段を登っている。

花譜:類い稀なる歌声を持つ、神椿始まりのバーチャルシンガー。2018年、当時14歳にしてデビューし、素顔を明かさずに3Dモデリングされたアバターを使って活動を開始した。唯一無二の歌声と、ボカロP/シンガーソングライター・カンザキイオリさんの多彩な楽曲が多くの世代の心に訴えかけ、現在YouTube総再生回数は2億回を超え、国内外に熱狂的なファンコミュニティを持つ。2022年には、バーチャルシンガー初となる日本武道館でのワンマンライブ「不可解参(狂)」を成功させた。次世代のアーティスト活動のスタンダードとしてバーチャルとリアルの垣根を越えるべく奮闘中。

──今回、星街すいせいさんと花譜さんの対談企画にあたって、事前にお互いの好きな楽曲を3曲ずつレビューしてもらいました。改めて、その中から特にイチオシの1曲をプレゼンお願いします。

花譜 3曲を選ぶのもすごい迷ったのに、ここからさらに絞るのか……!

星街すいせい (笑)。

花譜 すいちゃんの圧倒的なヒーロー・ヒロイン感、キラキラした歌声がすごく好きで、それがよく伝わる選曲になったと思うんだけど…………うーん、(一曲だけ選ぶ)「Starry Jet」かな。
星街すいせいの楽曲「Starry Jet」
花譜 すいちゃんの声ってクールさもありながら、すごく暖かい光を感じるんですけど、「Starry Jet」ではそれがすごい映えていて。

歌詞もすごい好きで「すいちゃんの名前にもぴったりだな」って思います。あとやっぱり歌が上手すぎる……! 聴きながらスキップしたくなる曲です。

星街すいせい 歌が上手い人に「上手い」って言われると嬉しい!

私は、花譜ちゃんのオリジナル楽曲で初めて聴いた「過去を喰らう」がイチオシですね。それまでカバー曲は聴いていたんですけど、「オリジナル曲はどんな感じなんだろう」と思って聴いてみたら衝撃を受けました。
花譜の楽曲「過去を喰らう」
星街すいせい 花譜ちゃんの歌声って声の震えによって生まれる儚さが魅力のひとつじゃないですか。

そういう声質の人ってバラードを歌うイメージがあったんですが、「過去を喰らう」は、サビなんかもうエレキギターが掻き鳴らされてるし、めちゃくちゃロックな曲で驚いて。

「今時は『元気になろうぜ!』って感じの曲よりかは、『私も辛いし、あなたも辛いよね』って共感するような曲が流行りなのかな」って思うときがあるんですが、「過去を喰らう」も聴いている人に寄り添ってくれる曲ですね。

花譜 (呟くような声で)嬉しい……。「過去を喰らう」は、私の中で「過去の自分を縛る思い出とかをまとめてぜんぶ飲み込んで、もがき続けて進みたい」って曲だと思っていて。すいちゃんが言ってくれたみたいに誰かに寄り添えたり、一緒に進むために聴いてくれる人がどこかにいたら嬉しいです。

星街すいせい 花譜ちゃんの声質や歌声にも合っていたし、ああいう悲痛な感じを表現できるのは本当にすごい

でも、花譜ちゃん自身は意外とアイドルみたいな曲が好きなのかな? 「Starry Jet」もそうだけど、私がMCをつとめる『ぶいあーる!〜VTuberの音楽Radio(NHK-FM)』にゲスト出演してくれたとき、リクエスト候補に挙げてくれてたVTuberさんの楽曲もそんな感じだったし。

花譜 あー、アイドルっぽい曲好きなのかなあ?……そうかも?

VTuberさんって、音楽以外の活動も含めて、その人の人柄がより表に出るじゃないですか。だから音楽とか楽曲よりも先に、そのVTuberさん自体を好きになるってことが多くて。

そうして好きになった人たちには「幸せでいてほしい」って思うから、アイドルみたいにみんなに光を与える曲を歌ってるところを見るのが好き……なのかもしれない。

星街すいせい すごい偏見なんですけど、例えば鬱屈とした曲を歌うバンドマンだったら、近しい路線の曲が好きなイメージがあるんですよ。

花譜ちゃんが普段歌ってる曲のイメージとアイドルっぽい感じがあまり結びつかなかったから、そのギャップが可愛いなって(笑)。

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星街すいせい

バーチャルYouTuber

歌とアイドルをこよなく愛する永遠の18歳のアイドルVTuber。いつか武道館でライブをすることを夢見て活動している。2023年6月時点でYouTube登録者数は190万人、Twitterフォロワー数は130万人を突破と、着実にスターの階段を登っている。

花譜

バーチャルシンガー

類い稀なる歌声を持つ、神椿始まりのバーチャルシンガー。2018年、当時14歳にしてデビューし、素顔を明かさずに3Dモデリングされたアバターを使って活動を開始した。唯一無二の歌声と、ボカロP/シンガーソングライター・カンザキイオリの多彩な楽曲が多くの世代の心に訴えかけ、現在YouTube総再生回数は2億回を超え、国内外に熱狂的なファンコミュニティを持つ。2022年には、バーチャルシンガー初となる日本武道館でのワンマンライブ「不可解参(狂)」を成功させた。次世代のアーティスト活動のスタンダードとしてバーチャルとリアルの垣根を越えるべく奮闘中。

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