ヒップホップユニット・レオタードブタとヤギ・ハイレグとして活動するラッパー/ビートメイカーのヤギ・ハイレグさんが、自身のSound Cloudを開設した。
日本のヒップホップシーンで一大ムーブメントを巻き起こしている千葉雄喜さん(元・KOHH)の楽曲「チーム友達」のリミックスバージョンや新曲「i just」を投稿している。
異端のバーチャルラッパー ヤギ・ハイレグ
ヤギ・ハイレグさんは、VTuberのピーナッツくんが展開するショートアニメ「オシャレになりたい!ピーナッツくん」から派生して活動するラッパー/ビートメイカー。
ラッパーのレオタードブタさんと共に、バーチャルHIP HOPユニット「レオタードブタとヤギ・ハイレグ」を結成すると、2019年、20年にEP『粗密 -SOMITSU-』や『ODIN』をリリース。
ライブイベントへの出演も重ね、さらなる展開が期待されていたが、徐々にユニットとしての活動が減少。
2023年6月には、ピーナッツくんのワンマンツアー「Walk Through the Stars Tour」にサプライズ出演したのを機に、3年ぶりのEP『HIGH NECK』をリリース。
その後は、11月に2人で観戦したというサッカー・プレミアリーグの試合の感想をラジオ形式で動画化し投稿するなど、断続的な活動が続いている。
シニカルさが光るヤギ・ハイレグ版「チーム友達」
ヤギ・ハイレグさんがリミックス版を投稿した「チーム友達」は、ヒップホップアーティスト・KOHHとして活動していた千葉雄喜さんが本名名義でリリースした初の楽曲。
「チーム友達」というワードを繰り返すことで、結束を強めるよう仲間たちを煽るような楽曲に仕上がっている。
千葉雄喜さんの代名詞でもある、シンプルながらも本質を突くような独特のリリックが話題に。海外の著名なラッパーや星野源さん、渡辺直美さんらも言及し、ストリートシーンの一大ムーブメントとなっている。
一方、ヤギ・ハイレグさんが投稿したリミックス版は、ヤギ・ハイレグさんのシニカルなリリックによって独特の味付けに。
全体を通して歌われる、なつかしさ自体は感じるが、別にあの頃に戻りたくはないというリアルな心情。そして、それを総括し、友人間のつながりをバッサリと断ち切るような「俺たちまだえっ チーム友達?」というライン。
自分たちの繋がりと存在感をリスナーに刻み付けようとする、本家の「俺たち何?え?チーム友達」というフレーズに最低限のアレンジを加え、真逆の空虚な印象を持たせている。
【チーム友達 remix歌詞】
新譜の他に旧譜を聴くように
昔のあいつら思い出すいつも
俺を親友だと言ってくれたやつも
今何してるか知らねぇや
お前ん家の庭で野球 気づきゃ日没
お前のばあちゃんからせびったお菓子も
何食ってたかはもう覚えてないけど
なんかあの空気の匂いをリメンバー
1ミリ 1ミリ 1ミリも戻りたいと思わないけども
地味に 地味に 地味にたまにやりたいメタルギアPSP
チーム友達 チーム友達
俺たちまだえっ チーム友達?Sound Cloudより
2024年はヤギ・ハイレグのソロ活動が活発に?
ヤギ・ハイレグさんは1月14日に、自身のXへ2024年はソロ活動を活発化させていく旨を投稿。
実際に、1月14日には自身のYouTubeに楽曲「2024」を投稿、4月1日にはSoundCloudに新曲「i just」を投稿している。
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