KADOKAWAのYouTubeチャンネル「角川シネマコレクション」にて、4月12日(金)から『時をかける少女』『ガメラ2 レギオン襲来』『大魔神』の3本の映画が2週間にわたって無料公開される。
「角川シネマコレクション」は、KADOKAWAが2023年11月2日に開設した旧作専門のYouTubeチャンネル。
これまでにも、『犬神家の一族』(1976年版)や『リング』、『ガメラ 大怪獣空中決戦』を2週間限定で無料公開。それぞれ100万回以上再生されており、反響を集めている。
筒井康隆のSFジュブナイルを映画化『時をかける少女』
まず4月12日(金)から4月26日(金)まで、1983年に公開された大林宣彦監督の『時をかける少女』が公開。
同作は作家・筒井康隆さんによる同名のSFジュブナイル小説を原作としており、俳優・原田知世さんの映画デビュー作だ。
ひょんなことから、時間を移動してしまうような不思議な現象に悩まされ、タイムトラベラーになってしまった高校1年生の芳山和子が主人公。時間を巻き戻しながらも、クラスメートの深町一夫との複雑な初恋模様を描いている。
時をかけるシーンでの特撮ショットが魅力であり、大林宣彦監督の作品『転校生』『さびしんぼう』と共に、「尾道三部作」のひとつとして熱狂的な支持を集めた。
平成ガメラ三部作の2作目『ガメラ2 レギオン襲来』
4月26日(金)から5月10日(金)は、「平成ガメラ三部作」の第2作にあたる『ガメラ2 レギオン襲来』(1996年)が公開。
2作目というと気が引けてしまうかもしれないが、劇中には前作の設定を踏襲した描写も多く、前情報なしでも楽しむことができる。映画初の日本SF大賞を受賞しており、高い評価を受けている作品だ。
北海道周辺へ流星雨が降り注ぐ夜に隕石が落下。その隕石が移動したような痕跡がいくつも残され、その犯人である異生物「レギオン」が姿を現し、地球の守護をする怪獣「ガメラ」が争うという物語。正体不明の生物「レギオン」に翻弄される姿が描かれている。
なお、北海道テレビ(HTB)で放送されていたバラエティ番組「水曜どうでしょう」ファンにとっては、大泉洋さん、ミスターこと鈴井貴之さん、安田顕さんなど、お馴染みのメンバーが出演している点も注目だ。
なお3月26日には、続編『ガメラ3 邪神覚醒』公開25周年を記念して、金子修介監督による「平成ガメラ三部作」の制作日記『ガメラ監督日記 完全版』が出版されている。
戦国時代劇と特撮を融合した『大魔神』
5月10日(金)から5月24日(金)には、特撮映画の名作『大魔神』(1966年)が公開。
ユダヤの伝説である「巨大ゴーレム」をヒントに、戦国時代劇と特撮の要素を融合。当時としては珍しい作品となっている。「座頭市」シリーズのメガホンをとった安田公義さんが指揮していることもあり、時代劇としても楽しめるのが特徴だ。
なお、この『大魔神』も後にシリーズ化しており、『大魔神怒る』『大魔神逆襲』が発表されている。両作品共にAmazonのPrime Video「角川シネマコネクション」で配信されている。
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