静かな火花を散らす「KOK 2022」ファイナリストたち
S-kaine vs 阿修羅
S-kaineさんは、大阪府西成区のラッパー/ビートメイカー/DJ。「小倉 MCBATTLE 2022」での優勝で、KOK2022本戦への出場が決定した。対する阿修羅さんは、新潟県上越市出身のラッパー。「KOK2022 東日本大会」で3位に輝き、本戦へと駒を進めた。
S-kaineさんは今大会を皮切りにバトルへの出場を休止する宣言をしていたが、記者会見では「しっかり優勝で締めたい」と語った。
阿修羅さんは、Twitterで「負けられない理由がある」と大会への意気込みを述べている。これについて記者に尋ねられると、「22日(大会当日)にわかると思います。」と語った。
MOL53 vs T-TANGG
MOL53さんは、宮崎県出身のラッパー。独特のリズム感とワードセンスを駆使し、これまでに様々なMCバトルで実績を残している。今回は「SPOTLIGHT 2022」で優勝を勝ち取り本戦へ出場する。T-TANGGさんは、神奈川県鎌倉市を拠点に活動するラッパー。地元神奈川県湘南エリアで培ったハードなライムを武器に、「ENTA DA STAGE 2022」で優勝を果たした。
対戦相手への印象を聞かれると、T-TANGGさんは「イケてるMCだと思う」と述べたが、MOL53さんは「まだやってたんだねって感じです」と、相手を挑発するような態度をみせた。
REDWING vs 紅蓮
REDWINGさんは、大阪府港区出身のラッパー。「第17回高校生RAP選手権」で優勝を果たし、その勢いのまま数々のMCバトルに出場し、その名を轟かせている。紅蓮さんは、広島県を拠点に活動するラッパー。本戦出場が決定した「KOK2022 西日本予選」では、「広島には目立ったMCがいないと言われるので自分が目立ちに行く」と本戦への意気込みを語っている。
出場が決まってからどのようなマインドで過ごしてきたかと記者に尋ねられると、お互いに「変わらず、いつも通り」と冷静に語った。
SILENT KILLA JOINT vs ふぁんく
SILENT KILLA JOINTさんは、兵庫県淡路島出身のラッパー。音源制作やMCバトルで活躍しており、2022年に開催された「UMB 2022」では優勝している。ふぁんくさんは、大阪府出身のラッパー。数々のMCバトル大会で名バトルを残している。記者会見当日に行われた最後の出場枠を決めるバトルでミメイさんと梵頭さんに勝利し、本戦への出場が決定した。
本大会の優勝賞金である300万円の使い道について、SILENT KILLA JOINTさんは「ニューヨークに行って自分のやりたい音楽に挑戦する」と語り、ふぁんくさんは「一番上の子供が公立高校に落ちてしまった場合の貯蓄に充てたい」と述べた。
晋平太 vs K-rush
晋平太さんは、埼玉県狭山市のラッパー。直近では2022年に武道館にて開催された「BATTLE SUMMIT」や、「UMB2022 GRAND CHAMPIONSHIP」など、大型のMCバトルイベントへの出場が目立っている。K-rushさんは、埼玉県出身のラッパー。数々のMCバトルやライブ活動で引っ張りだこのK-rushさんは「KOK2022 東日本大会」で優勝を果たし、埼玉代表として本戦に出場する。
質疑応答に移ると、記者席に乗り込んでいた梵頭さんが晋平太さんへ「本戦で会うと約束した梵頭が先ほど負けてしまいましたがどう思っていますか?」と質問を投げかけ、晋平太さんが「勝ち負けはしょうがない、これから...」と言葉を続けようとしたところ、「真面目か!?」と梵頭さんが遮り、会場全体の笑いを誘った。
REIDAM vs Fuma no KTR
REIDAMさんは、福岡県を拠点に活動するラッパー。「KOK2022 西日本予選」ではソウルフルなラップで他を寄せ付けず優勝を果たし、福岡代表として本戦へと駒を進めた。Fuma no KTRさんは、大阪府寝屋川市出身のラッパー。22歳にしてその人気は折り紙つきであり、数々のMCバトルへの出場はもちろん、2022年にはスマホゲーム『Call of Duty Mobile』のCMソングを担当している。
質疑応答ではお互いにリスペクトしていると話しており、REIDAMさんは「絶対面白いバトルができる」と語っていた。
裂固 vs ORYO
裂固さんは、岐阜県を拠点に活動するクルー・HIKIGANE SOUNDに所属するラッパー。同クルーが主催するイベント「口喧嘩祭」にて「KOK」出場の切符を勝ち取った。ORYOさんは、和歌山県出身のラッパー。これまで「UMB」などのMCバトル大会に出場経験を持ち、「KOK2022 西日本予選」で本戦への切符を手に入れた。
記者席には、裂固さんの所属するHIKIGANE SOUNDの代表である梵頭さんがまたもスタンバイ。裂固さんへ「300万円獲得しましたら、梵頭には何本吸わせてあげる予定ですか?」と質問。
会場を沸かせた質問に対する裂固さんの回答や梵頭さんとの掛け合いは、記者会見の動画を実際に見て確認してほしい。
CIMA vs MAKA
CIMAさんは、兵庫県西宮市出身のラッパー。熱いバイブスから繰り出される固い押韻で、数々のMCバトルで輝かしい成績を残している。「KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE #3」で優勝し、誰よりも早く本戦出場を決めた。MAKAさんは、栃木県足利市出身のラッパー/レゲエDeejay。「戦極MC BATTLE」をはじめとしたMCバトル大会でレゲエのフロウを駆使したリズミカルなラップを披露し、注目を集めている。
CIMAさんは2022年に開催された「KOK 2021」で敗退した直後のインタビューで「来年も頑張ります」と語っていたが、有言実行を成すべく2年連続の出場となった。
また、ここでの質疑応答でも会場を沸かせてきた梵頭さんが登場。最後まで会場を盛り上げた梵頭さんの活躍は、こちらも記者会見の動画で確認してほしい。
この記事どう思う?
イベント情報
KING OF KINGS 2022 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL
- 開催日時
- 2023年1月22日(日)
- 開演
- 18:00~
- 会場
- 豊洲PIT(東京都)
- チケット情報
- 外部リンク
出演
-MASTER OF CEREMONY- : MASTER
-JUDGE-
Zeebra
漢 a.k.a. GAMI
ERONE
FORK(ICE BAHN)
-DJ-
DJ YANATAKE
DJ KOPERO
DJ ZAI
-FINALIST-
CIMA:KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE #3優勝
REDWING:第17回高校生RAP選手権優勝
晋平太:KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE #4優勝
裂固:口喧嘩祭SPECIAL優勝
Fuma no KTR:U-22 MC BATTLE 2022優勝
REIDAM:KOK2022西日本大会優勝 福岡代表
紅蓮:KOK2022西日本大会準優勝 広島代表
ORYO:KOK2022西日本大会3位 和歌山代表
K-rush:KOK2022東日本大会優勝 埼玉代表
MAKA:KOK2022東日本大会準優勝 栃木代表
阿修羅:KOK2022東日本大会3位 新潟代表
MOL53:SPOTLIGHT 2022優勝
T-TANGG:ENTA DA STAGE 2022 優勝
S-kaine:小倉 MCBATTLE 2022 優勝
SILENT KILLA JOINT:9SARI 選抜
関連リンク
0件のコメント