【動画】MU-TONインタビュー やる気失ったMCバトル、再び本気になれた理由

POPなポイントを3行で

  • ラッパー・MU-TONにインタビュー
  • 地元、福島県白河市でのルーツを辿る
  • やる気を失ったMCバトル、再び本気になれた理由
福島県白河市出身のラッパー・MU-TONさん。

MU-TONさん

2016年からMCバトルシーンに参入し、KOKKING OF KINGS(KOK)やULTIMATE MC BATTLE(UMB)に戦極MCBATTLEといった大型トーナメントで立て続けに勝利をもぎ取った。

また、フリースタイルダンジョン 4th seasonでの途中辞退、その後の「フリースタイルダンジョン Monsters War 2017」での優勝なども印象的だ。

バトルの獲得賞金はCDの作成にあてると当時から語っていたように、楽曲制作にも精力的だ。
MU-TON - "Ai" Prod by kidd blazz
名バトルを生んだ紅桜さんとのコラボ楽曲やLIBROさんの楽曲への客演、rkemishiさんとのジョイントアルバム『葉月』。
MU-TON × 紅桜 - "Smoke Chiva Chiva" Prod by kidd blazz
バトルも楽曲も絶好調だと言えるだろう。

しかし、本人の口からは「去年は本気でラップしてなかったかもしんないっす」と思いがけない言葉が飛び出した。

携帯電話でビートを流して

下北沢に位置するMusic&DJ Bar『óleo(オレオ)』。2020年に開店したミュージックバーで、オーナーのSHIGEKIさんとも顔見知り。

中南米テイストの内装に、メキシコ伝統のお酒「Mezcal」などが取り揃えられている

MU-TONさんが語ってくれたのは、地元である福島県白河市のこと。小学生の卒業文集で「将来の夢は歌手」と書くほど音楽好きだったという少年時代。

中学三年生〜高校一年生の頃には、RADWIMPSELLEGARDENRed Hot Chili Peppersが流行り、当然「バンドをやろうぜ」と仲間で盛り上がった。

しかし白河には、バンドができる環境も文化もなかった。

「郡山まで車で1時間くらい走らせれば、そういうのやってる人もいたんでしょうけど」

バンド結成には至らなかったものの、若者の心を掴んだのはロックスターだけではなかった。当時、AK-69さんがヒップホップシーンで大きな存在感を示していた。

ビートさえあればいつでもどこでもできるヒップホップは、地元・白河市でもフリースタイルラップとして浸透していった。

今となっては信じられないが、昔はあがり症だったという

本格的にハマったきっかけは、地元のラッパーであるJAG-MEさんとTAICさん。

友達のサイファーに飛び入り参加して披露された2人のフリースタイルに食らったMU-TONさんは、後日彼らのライブを観に行って、自らもマイクを握りたいと思うようになる。

積み上げた勝利の裏で

ラッパーとしての道を歩み始めたMU-TONさんはご存知の通り、MCバトルシーンにて一気に全国区の存在となる。

ほとんど未経験ながら「できんじゃね?」と挑んでみたところ、UMB栃木予選でいきなりベスト4の成績を残したというのだから驚きだ。
フリースタイルダンジョンにも参戦
積み上げた勝利が実績となり、大会側から出場のオファーが届くようになる。

賞金ではない形で安定した収入になっていく一方、徐々に自分のモチベーションの持っていき方に葛藤が生じる。

ハングリーだった頃の俺と比べると熱もないですし、ギャラも(事前に)もらっちゃってるんで、優勝とかどうでもいいやって

紆余曲折を経て、その熱意を取り戻したきっかけとは? 続きは動画で。
バトルに本気になった「理由」
そして過去に起きた事件ともいうべき出来事や、驚きの次回作については、KAI-YOU Premiumのインタビューにて語られている。

福島県発 MU-TONインタビュー

ストリートの現場に密着

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