テラーノベル「事実関係が確認できたものは削除対応を行ってきた」と弁解
この騒動を受け、株式会社テラーノベルは「テラーノベルの運営体制に関するご説明」と題した声明を発表。通報に対する運営の対応の遅さについて、「ユーザから通報いただいた作品に関して、事実関係が確認できたものについては削除対応を行っており、弊社として判断が難しいものにつきましてもプロバイダー責任制限法に基づき対応を行ってまいりました」と弁解した。
その一方、ガイドラインに違反している作品への対応の遅さや権利侵害の通報に関するフローが煩雑である点などを謝罪。
「監視人員のさらなる増強やサイトパトロールの強化、権利侵害通報フローの簡素化、ウェブでの通報機能追加等を行ってまいります」と今後の方針を述べた。
なお、KAI-YOU編集部が株式会社テラーノベルに問い合わせたところ、「現在お客様からのお問い合わせや通報対応、今後の対応に専念しておりますため、現在取材に関してはお受けすることができない状況にございます」「今後の対応に関する追加情報に関しては、随時弊社ウェブサイト上に記載してまいりますので、ご参照頂けますと幸いでございます」と回答を受けている。
「テラーノベルの運営体制に関するご説明」全文
株式会社テラーノベルが運営する小説プラットフォーム、テラーノベルの運営体制に関してご説明させていただきます。
テラーノベルは2017年より、小説投稿プラットフォームとして皆様にご利用いただいてまいりました。作家のみなさまがより快適に作品を投稿し、作品がより多くの読者に読んでいただけるプラットフォームを目指して開発を続けてまいりました。
弊社は創作物を生み出す場を提供する者として、テラーノベル内の作家、そしてあらゆるクリエイターの方々の創作活動が守られることを第一に考えております。
これまでも、創作活動の場、そしてクリエイターのみなさまを守るため、ユーザから通報いただいた作品に関して、事実関係が確認できたものについては削除対応を行っており、弊社として判断が難しいものにつきましてもプロバイダー責任制限法に基づき対応を行ってまいりました。
https://teller.jp/legal_request
しかしながら、この度ユーザのみなさまからご指摘いただいたように、ガイドラインに違反している作品への対応が遅い、権利侵害の通報に関するフローが煩雑である点等、弊社の運営体制に起因してクリエイターのみなさまにご不安な思いをおかけしてしまっておりました。この点に関し、弊社としても深く反省するとともにお詫び申し上げます。
今後、真にクリエイターのみなさまが安心してご利用いただけるプラットフォームを実現するため、監視人員のさらなる増強やサイトパトロールの強化、権利侵害通報フローの簡素化、ウェブでの通報機能追加等を行ってまいります。
何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。
2022年7月18日
株式会社テラーノベル テラーノベルの運営体制に関するご説明|株式会社テラーノベル公式サイトより
テラーノベルの運営体制に関するご説明https://t.co/wz20mAtaoC
— テラーノベル(Teller Novel) (@app_teller) July 18, 2022
インターネットと著作権
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