作家・寺山修司さんの作品の中から、アニメーション監督・幾原邦彦さんが選出した『世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集』が、12月17日(水)に双葉社から発売される。
カバーイラストは漫画家・横槍メンゴさんによる描き下ろし。
生誕90周年を機に、膨大な詩作から人生という旅に寄り添うテーマを軸に編み直された詩集には、幾原邦彦さん書き下ろしのメッセージも掲載される。
演劇、映画、詩……幅広い分野で才能を発揮した寺山修司
寺山修司さんは1935生まれの作家。
1983年に逝去するまで、演劇実験室「天井棧敷」を含め劇作家・演出家としての活動、映画監督、詩、小説、批評、評論、歌謡など幅広い分野で才能を発揮した。
寺山修司さん
『書を捨てよ、町へ出よう』『田園に死す』などの評論、戯曲、歌集、映画は今でも現代日本の文化に大きな影響を残している。
幾原邦彦、刊行記念でトークショー&サイン会を開催
選者である幾原邦彦さんは、『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』『さらざんまい』などを手がけたアニメーション監督。
監督以外にも脚本、小説、漫画原作、音楽や演劇プロデュースなど多様な分野でも活躍している。
また、過去にインタビューやトークイベントなどで、寺山修司さんのファンであることを公言。本書の刊行に寄せて「寺山修司の言葉は、僕の地図だった」と語っている。
刊行を記念して、幾原邦彦さんによるトークショーとサイン会が2026年1月11日(日)に、紀伊國屋書店新宿本店で開催される。
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