『ざわざわ森のがんこちゃん』などNHK教育番組で使われているパペットや着ぐるみをつくっている、スタジオ・ノーヴァをご存知でしょうか。
直近では、バーチャルYouTuber(VTuber)コンビ・ぽこピーのパペットや、アニメ『SPY×FAMILY』のED主題歌である星野源さんの楽曲「喜劇」のMVで使用されたパペットを制作しています。星野源 – 喜劇 (Official Video)
そんな人形劇・人形制作の会社が、4月末に開催されたニコニコ超会議の「超スチームパーク」ブースに出展しているところ直撃。
なぜスチームパンクのブースでの出展なのか、または初の出展を決めた経緯、あまり知られていないパペット制作の裏側について聞きました。
【画像31点】ニコニコ超会議で展示されたパペットたち
以降の長い歴史は公式サイト(外部リンク)を参照していただきたいのですが、前述のように、いまでも誰もが知る人気コンテンツを支えている老舗です。 そんな会社がニコニコ超会議への出展を決めたのは、スタッフの1人がスチームパンク展示即売会「日本蒸奇博覧會」の関係者と知り合いだったことがきっかけだそう(スタジオ・ノーヴァは過去同イベントに参加)。初の出展場所が「超スチームパーク」ブースだったのは、そういう理由があったのです。
展示されている人形や小道具もスチームパンクの世界観に合わせたものが多いのですが、スタジオ・ノーヴァの方いわく「人形劇とスチームパンクは相性が良い」とのこと。レトロなビジュアルという点で共通しているため納得です。 どこか温かみがあり、遊び心もある展示物を眺めていると、異質な存在感を放つ2つのパペットの写真が目に付きました。
そう、大きな目とグレーの髪が特徴の甲賀流忍者さんと、謎のイエローのガイです。
2体で制作費100万円をかけたそれは、攻め続ける2人の新たな姿として誕生。それ以前に発表していた着ぐるみよりも収録で使い勝手の良いパペットは、いまやロケ動画に欠かせない存在です。貯金を捧げて、新しい体を手に入れました。
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その制作までの過程も動画になっているのですが、スタジオ・ノーヴァの方に聞くと、制作期間は1ヶ月。簡単なものであれば1〜2週間で完成するそうですが、「衣装も凝っていたため1ヶ月ほどかかりました」と言います(なお実際に制作された方は残念ながら不在でした)。
続けて、「パペットを映像にして使う時は、動きだけで人を惹きつけるのは難しくて、しゃべりありきになるんです」「ぽこピーのお二人はお話が面白いから、パペットになっても成立するんだと思います」と分析してくれました。 また、パペットは基本的に使い切りがほとんどで、一度CMやMVで使われたあとは姿を再び見ることが少なく、「つくる側としてはちょっと寂しく感じることもあります」とのことでしたが、ぽこピーパペットはいまも大活躍中。つくる側としては嬉しいポイントだそうです。
ちなみに「VTuberのパペットをつくったのは初だったのですが、もし興味を持ってくださった方がいれば嬉しいです」とのこと。今後も依頼があればつくりたいと話してくれました。
直近では、バーチャルYouTuber(VTuber)コンビ・ぽこピーのパペットや、アニメ『SPY×FAMILY』のED主題歌である星野源さんの楽曲「喜劇」のMVで使用されたパペットを制作しています。
なぜスチームパンクのブースでの出展なのか、または初の出展を決めた経緯、あまり知られていないパペット制作の裏側について聞きました。
【画像31点】ニコニコ超会議で展示されたパペットたち
人形制作会社がニコニコ超会議に出展した理由
スタジオ・ノーヴァが設立されたのは1970年のこと。日本における現代人形劇の黎明期を支え、いまも活動している人形劇団プークの映像部門を母体に発足されました。以降の長い歴史は公式サイト(外部リンク)を参照していただきたいのですが、前述のように、いまでも誰もが知る人気コンテンツを支えている老舗です。 そんな会社がニコニコ超会議への出展を決めたのは、スタッフの1人がスチームパンク展示即売会「日本蒸奇博覧會」の関係者と知り合いだったことがきっかけだそう(スタジオ・ノーヴァは過去同イベントに参加)。初の出展場所が「超スチームパーク」ブースだったのは、そういう理由があったのです。
展示されている人形や小道具もスチームパンクの世界観に合わせたものが多いのですが、スタジオ・ノーヴァの方いわく「人形劇とスチームパンクは相性が良い」とのこと。レトロなビジュアルという点で共通しているため納得です。 どこか温かみがあり、遊び心もある展示物を眺めていると、異質な存在感を放つ2つのパペットの写真が目に付きました。
そう、大きな目とグレーの髪が特徴の甲賀流忍者さんと、謎のイエローのガイです。
ぽこピーのパペット制作と大活躍の理由
VTuberの甲賀流忍者!ぽんぽこさんと、オシャレになりたい!ピーナッツくん、バーチャルな存在である彼らがパペット化を発表したのは2021年9月のこと。2体で制作費100万円をかけたそれは、攻め続ける2人の新たな姿として誕生。それ以前に発表していた着ぐるみよりも収録で使い勝手の良いパペットは、いまやロケ動画に欠かせない存在です。
続けて、「パペットを映像にして使う時は、動きだけで人を惹きつけるのは難しくて、しゃべりありきになるんです」「ぽこピーのお二人はお話が面白いから、パペットになっても成立するんだと思います」と分析してくれました。 また、パペットは基本的に使い切りがほとんどで、一度CMやMVで使われたあとは姿を再び見ることが少なく、「つくる側としてはちょっと寂しく感じることもあります」とのことでしたが、ぽこピーパペットはいまも大活躍中。つくる側としては嬉しいポイントだそうです。
ちなみに「VTuberのパペットをつくったのは初だったのですが、もし興味を持ってくださった方がいれば嬉しいです」とのこと。今後も依頼があればつくりたいと話してくれました。
というわけで、連絡はこちらからどうぞ!
VTuberの概念を広げるタレントたち
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連載
例年幕張メッセで開かれている「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」イベントこと「ニコニコ超会議」。新型コロナウイルス感染症の影響で、2019年を最後にネット開催が続いていたが、「ニコニコ超会議2022」では3年ぶりに現地開催。事前情報はもちろん、人気企画として定着したバーチャルYouTuber、目に見えて勢いを増す「ボカコレ」、さらにはコスプレや会場内のブースなどをレポートしていく。
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