中村佑介さんは今後、イラストコンテストの審査員をつとめたり、作品の合評会の開催など協力したりする予定。また、イラストレーターの目線から、GENSEKIのサービス・UI/UXにアドバイスを行うとしている。
後進育成にも注力するイラストレーター・中村佑介
中村佑介さんは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやさだまさしさんなどのCDジャケット、『夜は短し歩けよ乙女』や『謎解きはディナーのあとで』、音楽の教科書などの書籍カバー・挿画、浅田飴やロッテのチョコパイなどのパッケージなど、数々のイラストを手がけてきたイラストレーター。長年イラストレーションシーンの最前線で活躍する傍、教育の現場やオンラインなどで情報発信を行い、イラストレーターの後進育成や啓蒙活動にも注力している。
その一環として、KAI-YOU.netおよびKAI-YOU Premiumにも出演。シーンで長年議論が続いていた「トレパク」問題に深く切り込み話題となった。
中村佑介「正直お断りさせて頂こうと思いました」
GENSEKIは、作品・プロフィールを登録すれば、企業から仕事のオファーが届くサービス。運営はviviON。イラストレーターはGENSEKIに作品を登録・公開することで仕事の依頼を受けることが可能。イラストレーターを探している人はGENSEKIで直接仕事のオファーができる。
viviONは、これまで中村佑介さんの活動が「イラストレーター応援プラットフォームとしてのGENSEKIの理念とも合致する」と、今回の打診に至った理由を説明。
対する中村佑介さんは、一度は断ろうと思っていたものの、運営の熱意とGENSEKIの方針に胸を打たれ、“顧問”として引き受けることになった、と経緯を明かしている。
【中村佑介さんコメント】
はじめご依頼を頂いた時は正直お断りさせて頂こうと思いました。
こと教育においては、実質名前貸しだけの『インフルエンサー』や『アンバサダー』は意味がないと思っていたからです。
しかしGENSEKIスタッフの方と話し合いを続けていく中で、熱意や方向性に感銘を受け、ユーザー目線でサイトのかたちを徐々に変更してもらうこと、希望があれば実際に登録作家の皆さまと作品合評や交流をさせてもらう約束で、『顧問』という形でお引き受けさせて頂くこととなりました。
GENSEKIというサイト名の通り、才能の芽は誰の心にももともと備わっています。
しかしそれが「才能」だと他者から見つけてもらうためには、考えをそのまま絵に落とし込める技術、商業においてならドレスコードを守り、はじめましての方にも気持ちよく受け入れてもらえる視点を備える必要があります。
そうして磨かれた原石が、社会とつながれる宝石となれるよう、一緒にがんばってゆきましょう。
中村佑介が語る「トレパク」問題
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