「Vket」主催HIKKY、ChromeやSafariにVR空間を構築する開発エンジン提供開始

画像は動画「Vket Cloud」から

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  • 「バーチャルマーケット」主催HIKKY
  • ブラウザ上にVR空間を構築できる開発エンジン
  • 「Vket Cloud」の提供を開始
世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」(「Vket」)などを主催するHIKKYが、Google Chrome、SafariなどのWebブラウザ上にバーチャル空間を構築できる開発エンジン「Vket Cloud」(ブイケット クラウド)のサービス提供を開始した。

専用アプリなどのダウンロードを行うことなくスマートフォンやPCからアクセスが可能なため、VR用のヘッドマウントディスプレイやVR環境に耐えうる高スペックのPCを持たない層へのリーチが容易となる。

また8月28日(土)まで開催されている「バーチャルマーケット6」でも、BEAMSの出展ブースなど一部の会場が「Vket Cloud」によって実装されている。

VketMall Prot/バーチャルマーケット6

BEAMS Virtual Shop/バーチャルマーケット6

Virtual Club Emission/バーチャルマーケット6

PCやスマホのブラウザからVR空間にアクセス

「Vket Cloud」で制作されたバーチャル空間には、専用アプリなどのダウンロードを行うことなく、スマートフォンやPCからブラウザ経由でアクセスすることが可能だ。

マルチプレイにも対応しており、ボイスチャットやテキストチャットで同空間内にいる他のユーザーとのコミュニケーションもできる。

また、各企業の課題やニーズに応じてOEM(Original Equipment Manufacturingの略。広義にメーカーが他社ブランドの製品を製造すること)で提供するため、自社IDの導入や、外部サービスとの連携、アナリティクスの設置など様々な機能の実装もしやすい。

「Vket Cloud」の特徴

「Vket Cloud」の特徴
Webリンクで起動
リンクを踏むだけでアクセス可能 アプリインストールが不要
OEMで提供
自社IDの導入や、外部サービスとの連携、アナリティクスの設置などの様々な機能の実装が可能
ゲーム開発にも対応可能
スクリプト実装にも対応し、ゲーム開発にも利用可能な幅広い応用性
マルチデバイス対応
スマートフォン、PC、ヘッドマウントディスプレイからアクセスが可能
高い性能・描画力
ハイクオリティな描画や多様な機能実装によって、圧倒的な体験を提供可能
オープンワールドVR空間も可能
動的にコンテンツをロードすることで、どこまでも広がるVR空間を実現可能

世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」

バーチャルマーケット6

「バーチャルマーケット」は、HIKKYが主催する世界最大のVRイベント。前回にあたる「バーチャルマーケット5」には、73の企業・アーティスト、1100を超える一般サークルが出展。約100万を超える来場者数を記録した。

出展者はさまざまな3Dアイテム、現実世界の商品(洋服、PCなど)をバーチャル空間で売買することが可能で、VR機器、PC、スマホから誰でも参加できる。期間中は24時間運営されているため、国内外から来場者が集まる。

今回も東京藝術大学東京マルイNTTドコモなど多彩な顔ぶれが集結。

LDH JAPANやビームスが関連する会場は「Vket Cloud」で制作されており、今すぐにでもPCやスマートフォンからアクセスすることができる。

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