ボーンデジタルの雑誌『CGWORLD vol.313』がソーシャルVRプラットフォーム・VRChatを特集する。
今回の特集では、VRChatのクリエイティブに焦点を当て、その魅力について探る。表紙はアバター服飾ブランド「YOYOGI MORI」のアバターが並ぶ描き下ろしデザインとなっている。
世界人口数百万人とも推計される「VRChat」
VRChatは、ユーザー同士がVR空間でコミュニケーションできるメタバースアプリ。
2017年にベータ版がリリース。2024年1月には同時アクセス数10万人を超え、ユーザー数は全世界で数百万人とも推計されている。
現在は、株式会社HIKKYが主催する「バーチャルマーケット」や各種ライブなどのメタバースイベント、ユーザー同士の日々の交流の場として、盛んに利用されている。
日本語圏で今、再注目を集める
一方、VRChatの運営会社である米VRChat社は6月13日、従業員の30%にあたる人員をレイオフしたと発表。メタバース産業の先行きが不安視されていた。
しかし、日本国内では7月以降VRChatに関する話題を見かけることが増加している。
ストリーマーのスタンミさんが、配信でVRChatのユーザー・所場さんと交流する様子をまとめた動画は、YouTubeの急上昇ランキング1位を記録。
その話題性も影響してか、新規ユーザーが急増したという報告がSNSなどで上がっている。
2024年夏の「バーチャルマーケット」開催中
8月4日(日)までは前述した「バーチャルマーケット」も開催中。
凛として時雨のピエール中野さん、ラッパーの(sic)boyさんなどが参加する5人組覆面アバターバンド・FZMZ(ファゾムズ)のバーチャルライブ(外部リンク)も好評を博している。
今回の『CGWORLD』の特集は、そうした勢いに拍車をかけるものになりそうだ。『CGWORLD vol.313』は8月9日(金)刊行となる。
『CGWORLD vol.313』目次
▼表紙:YOYOGI MORIアバター in VRChat 描き下ろし
▼特集
・[特集扉](2ページ)
・[Introduction](6ページ)
メタバース空間やXR技術のエキスパートに聞く
VRChatの歩き方FAQ “株式会社往来”
・[Avatar & Fashion](16ページ)
他を圧倒するクオリティと緻密なブランド戦略の裏側
“YOYOGI MORI”
・[World](12ページ)
仮想空間への没入感を高めるリッチで軽いワールド制作術
“QuickBrown Design Studio”
・[Basic Lesson](4ページ)
ワールドのクオリティが爆上がりする
Unityライトベイクのいろは
▼SPECIAL
・アドバイザリーボード 今月の視点
・INEI CONCEPT ART CHALLENGE!!
▼HOT STUFF
・フェイシャルキャプチャシステム「TOEI FCS」
・Houdini 20.5 新機能紹介
▼SERIAL
・短期連載Marvelous Designer プラクティス
第3回:ウエディングドレス
・Game Graphics Studio
『Rise of the Ronin』
・アニメCGの現場
『怪獣8号』
・VFXアナトミー
Netflix映画『シティーハンター』
・編集長が聞く~作り手たちの物語~
第17話:『ボトルジョージ』
・絶景、イラストレーション
タイキ Side-A(キャリア編)
・CGWORLD GALLERY
VOL.007 ホラー
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出版社 : ボーンデジタル (2024/8/9)
発売日 : 2024/8/9
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