「バーチャルマーケット」主催HIKKY、noteと提携 VRクリエイター支援へ

「バーチャルマーケット」主催HIKKY、noteと提携 VRクリエイター支援へ
「バーチャルマーケット」主催HIKKY、noteと提携 VRクリエイター支援へ

株式会社HIKKYとnote株式会社

POPなポイントを3行で

  • noteとHIKKYがパートナーシップを締結
  • 創作支る両社がVRクリエイターへの支援を表明
  • VRイベント「バーチャルマーケット」との連動など
メディアプラットフォーム・noteを運営するnote株式会社と、VRイベント「バーチャルマーケット」などを主催する株式会社HIKKYがパートナーシップを締結した。

ともにクリエイターを支援してきた両社が連携し、VRクリエイターが創作をより一層楽しめる環境づくりに取り組む。

VRクリエイターの創作を伝える場をつくる

noteはリリースで、パートナーシップ締結の背景に、コロナ禍でリアルなコミュニケーションの機会が減少したこと、転じてVRへの注目度が高まっている状況があると説明。

VRへの注目度については、IT関連の調査・分析を行うIDCのレポートを例に出して解説(外部リンク)。

それによると、VR・ARのグローバル市場が2020年から2024年まで年率54%で成長し、市場規模が120億ドル(約1兆2440億円)から728億ドル(約7兆5465億円)に拡大すると予測されている。

そして2020年に開催された「バーチャルマーケット5」に1000人規模のクリエイターが出展、100万人を超える来場があったことを示し、HIKKYが主催するVRイベントへ参加するクリエイターや企業の数が増加していることを紹介した。

一方で、VRクリエイターが作品をつくり、発表し、ファンや仲間に出会うための場が決して多くない現状に課題があると指摘。これを変えるために、今回のパートナーシップ締結を進めたとしている。

「バーチャルマーケット」とnoteの連動やクリエイター向けの勉強会

パートナーシップ締結によって行われる取り組み

1.法人向け情報発信プラットフォーム・note proを利用した株式会社HIKKY公式noteの開設
noteからHIKKYへ法人向けプランnote proを無償提供。HIKKYは株式会社HIKKY公式noteの運営を開始する。HIKKYの展開するVRコンテンツの詳細や公式サイトでは語りきれないブランドメッセージを発信するほか、社内のさまざまな職種の人材や職務内容の紹介記事など、noteでだからこそできるHIKKYの情報を発信していく。

2.バーチャルマーケットとnoteの連動
バーチャルマーケットの参加クリエイター紹介ページやバーチャルマーケット上の出展ブースで、各クリエイターのnoteのアカウントや個別記事をリンクさせて、作品と同時に背景やストーリーが伝わりやすい環境をつくる。まずは2021年8月に開催される「バーチャルマーケット6」から実施。

3.VRクリエイター向け勉強会の開催 ※第1回は7月30日(金)20時から
VRクリエイターを対象にnoteの活用法を紹介する勉強会を、両社で継続的に開催。第1回目は7月30日20時からライブ配信を予定。VRクリエイターがnoteでファンや仲間とつながるための発信のコツ、事例を伝える。

上記に加えて、バーチャルマーケットの常設型ECモール「VketMall」で販売される商品を、noteの記事に埋め込み表示できるようにすることで、商品販売とストーリーの発信がシームレスに行えるようになる予定。

そのほか、VRクリエイターの創作を盛り上げる取り組みを両社で順次行っていくという。

HIKKY「バーチャル上だけでは伝えきれない熱い思いを」

株式会社HIKKY CSO・角田拓志さん コメント
HIKKYはこれまで3Dモデルやその周辺領域のクリエイターの魅力を発信するために、世界最大規模のVRイベントである「バーチャルマーケット」を運営してまいりました。いわばバーチャルのメディアを運営してきたわけですが、バーチャル上だけでは伝えきれない、クリエイターの皆様のクリエイティブに対する熱い想いや隠されたこだわりを、テキストのメディア「note」を通して正確かつ存分にアウトプットし、世の中により伝えていきたいと考えております。今回のパートナーシップを通して、クリエイターの皆様の魅力を伝える一助になれるよう、今後も邁進してまいります。

note株式会社note ディレクター 須山奏さん コメント
弊社も株式会社HIKKYも「クリエイター支援」の軸を共に持っている企業です。両社の強みを相互に生かしつつ、クリエイターがよりよい環境で創作を続けられるように、協力していきます。VR上ではテキストを読む文化がまだ発展途上と伺ったので、noteがVRクリエイターの想いを表現・発信する場として使われていけば嬉しく思います。noteにはクリエイターを支援するさまざまな仕組みが既に用意されています。それらを通じて「VRクリエイターが、創作を続けていくための手助け」ができることを、今から楽しみにしています。

バーチャルに生まれるリアルな文化・経済圏

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