株式会社スペースデータが、衛星データと3DCGを組み合わせて、バーチャル空間に世界を自動生成するAIを開発した。
現在開発は実験段階だが、今後、誰でも無料で使える地球のデジタルツイン(現実世界と瓜二つの仮想世界で様々なシミュレーションを行う技術)として、このAIが自動生成した3Dモデルを無料公開していく予定だ。3DCG of Tokyo created by AI & satellite data
人工衛星から取得した地上の静止画像と標高データに機械学習を行い、地上の構造物を分析した上でAIに自動生成させたのが、今回公開された3Dモデルだ。 これまでに俯瞰的な視点を中心とした3Dモデルは多く公開されてきたが、今回スペースデータが公開した3Dモデルは、一人称の視点も高い解像度で再現されている。
また看板や広告など、肖像権や著作権に抵触する可能性のあるオブジェクトを高い確率で除いた精緻な3Dモデルを生成することが可能なため、企業が法的なグレーゾーンを気にすることなく活用できるようになっているという。
今後は、先進国の主要都市をはじめとした様々な地域の3Dモデルをブラッシュアップして公開・提供していくとのことだが、これを利用することで、よりリアルな背景のゲームやVRを含む映像作品の制作も可能になるだろう。
3月には、国土交通省が東京23区の3DCGモデルをオープンソースとして公開したことで大きな話題を呼んだ。
現在開発は実験段階だが、今後、誰でも無料で使える地球のデジタルツイン(現実世界と瓜二つの仮想世界で様々なシミュレーションを行う技術)として、このAIが自動生成した3Dモデルを無料公開していく予定だ。
ゲーム制作、まちづくりなど多方面で活用されうる3Dモデル
株式会社スペースデータは「宇宙×データ」をテーマに、研究開発を行う宇宙スタートアップ企業。人工衛星から取得した地上の静止画像と標高データに機械学習を行い、地上の構造物を分析した上でAIに自動生成させたのが、今回公開された3Dモデルだ。 これまでに俯瞰的な視点を中心とした3Dモデルは多く公開されてきたが、今回スペースデータが公開した3Dモデルは、一人称の視点も高い解像度で再現されている。
また看板や広告など、肖像権や著作権に抵触する可能性のあるオブジェクトを高い確率で除いた精緻な3Dモデルを生成することが可能なため、企業が法的なグレーゾーンを気にすることなく活用できるようになっているという。
今後は、先進国の主要都市をはじめとした様々な地域の3Dモデルをブラッシュアップして公開・提供していくとのことだが、これを利用することで、よりリアルな背景のゲームやVRを含む映像作品の制作も可能になるだろう。
国土交通省も取り組む仮想空間生成の試み
このように現実そっくりの仮想空間を生成し、様々な場面に役立てる「デジタルツイン」は近年、国内外で注目を集めている。3月には、国土交通省が東京23区の3DCGモデルをオープンソースとして公開したことで大きな話題を呼んだ。
バーチャルに魅せられる
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