“Instagramの再発明”とも言われている写真SNS・Dispo(ディスポ)がそれだ。
日本でもテスト版が大好評だったDispo
Dispoは、Disposable Camera(使い捨てカメラ)をモチーフした写真SNSで、名前もここからきている。提供しているのは、チャンネル登録者数1,800万人超のYouTuber・David Dobrikさんが立ち上げた会社だ。
2019年12月に前身のアプリ・David's Disposableがローンチされ、のちにアプリ名が現在のDispoに変更された。ベータ版の配信が始まったことで最近になり急激に注目を集め始めている。
日本でもベータ版のリリースを経て、2月24日に正規版がリリースされた。Welp, @abebrown716 gives a nice recap of the madness over the last couple of days via @Forbes.
— Dispo (@DispoHQ) February 17, 2021
Also, please give a warm welcome to our newest team members: @shillingburger and @tjtaylr!https://t.co/fhlFlou1jB
なお2月15日に日本におけるベータ版の枠が一夜で埋まったと公式がツイートしている。
それだけに、iOSのみ対応かつ招待制というハードルの高さながらも続々とユーザーが増えているようだ。
After the embrace of our Japanese community overnight, the TestFlight is now full. Arigato 有り難う We apologize to those with invites...hang tight. Updates soon 👀
— Dispo (@DispoHQ) February 14, 2021
加熱する“映え”の追求への疲れ
このアプリの最大の特徴は、撮った写真をすぐ見れないことにある。アプリを立ち上げて撮影しても、翌日の9時まで待たなければ撮った写真を見ることはできないのだ。「写ルンです」のような現像を必要とする使い捨てカメラをモチーフにしているため、こうした仕様になっている。
また加工と写真の選別ができないため、“映え”を意識しないで済むような設計になっている。
例えばInstagramは誰でも手軽に画像を加工し共有できるSNSとして広まったが、加熱する“映え”の追求に疲れを感じるユーザーの声も増えていった。
そうして以前よりも投稿しづらくなった現状があり、「いいね」の表示数を変更するなどInstagram側も対策に乗り出しているように見える。 Instagramと比較すると、Dispoへの投稿はハードルが低い。そして、Instagramから流れ出している「ただ写真を共有し合いたい」という気持ちの行き場をうまくつくる格好でユーザーを増やしている。
Clubhouseもそうだが、このゆるいコミュニケーションへの需要は確実に存在する。Dispoは“映え”の呪縛からわたしたちを解放する写真SNSになるかもしれない。
変化し続けるわたしたちとSNSの関係
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