YouTuber事務所・VAZの代表取締役をつとめる森泰輝さんが、代表取締役の退任を発表した。
2020年10月23日付の退任となり、後任には共同ピーアール代表取締役社長・谷鉄也さんが就任。共同ピーアールは、2018年からVAZと業務提携を行っている。
退任の理由について森さんは「今後VAZが成長していくために必要な選択」「代表を辞する意思決定は、最終的にコロナが影響しています」と説明している。
ヒカルさんを筆頭とするYouTuberグループ・Next Stageが結成され、「インフルエンサープロダクションとして、日本でトップを争う立ち位置」として成長を遂げたVAZ。
当時の心境について森さんは、「世間に対する影響力が増大する度に、自分は毎日恐怖に怯えていました。お恥ずかしい話ですが、VAZの成長速度は僕のキャパシティを遥かに超えており、自分で会社をコントロールできなくなっていたのです」と吐露した。
さらに、マイクロトレードサービス「VALU」に関連してヒカルさんやラファエルさん、いっくんさん(禁断ボーイズ)が炎上した2017年のVALU騒動については、「統制が取れておらず、管理も杜撰だった会社は、大炎上に耐えきれず組織が崩壊。会社中にゴミが散らかり、全社会議もボイコットされるなど致命的な状態に陥りました」と当時の様子を赤裸々に告白している。
その後再び売上を伸ばすも、新生VAZとして復活を誓った矢先に起きたのが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大だった。
コロナ禍による「タイアップ案件の中止や延期が相次ぎ、中長期視点で考えると、事業の継続が難しくなる可能性が出てきてしまいました」と経営状況が悪化していることを明かし、「VAZが今後も残り続け、高みを目指すための選択しての決断」として退任を決めたという。
これについて森さんは、「次の挑戦をすべく自分を磨き直します」と前向きな姿勢をみせる一方で、「退任という意思決定はあまりにも悔しく、情けないです」と述べている。
なお、森さんは新体制移行後も「ファウンダーとして今後も関わらせていただくつもり」とのこと。
しかしここ数年で、上記2人に加えて所属していた禁断ボーイズ、スカイピース、まあたそさん、ゆんさん(ヴァンゆん)らが相次いで退所。スカイピースが辞めたVAZの社長と話してみた
2019年に給与未払いを告発したわかにゃんさん(現在は退所)をはじめ、所属YouTuberからの不満という形で、会社としてのマネジメントの不備などがたびたび明らかになっている。
最近では、所属YouTuber・ねおさんの母親が、「年間にして数千万円のYouTube収益が出てても、月に30万ほどしか報酬が渡されない月も存在しています」「マネージャーである岡田さんの現場放棄。嫌がらせ行為。3人のマネージャーさんがいながら仕事内容が共有されない」とブログで言及し話題に。 ねおさんが弁護士を通して所属事務所のVAZに解除通知を送り、フリーとして活動していくことを動画で報告するも、10月に入ってからはVAZ側は専属契約書を理由にそれを否定。真っ向から意見が対立するなど、世間から注目を集めていた。
そうしたねおさんの騒動も収束していない中での退任となった。【ご報告】VAZを正式に退所しました
2020年10月23日付の退任となり、後任には共同ピーアール代表取締役社長・谷鉄也さんが就任。共同ピーアールは、2018年からVAZと業務提携を行っている。
退任の理由について森さんは「今後VAZが成長していくために必要な選択」「代表を辞する意思決定は、最終的にコロナが影響しています」と説明している。
2015年に創業したVAZの代表取締役を退任します。僕の力が及ばずこのような結果になってしまい、投資家の皆様、そして応援してくださった皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今日までお力添えをいただいた方々に深く感謝します。https://t.co/nRXpMo8TSO
— 森泰輝|VAZ,inc. Founder &CEO (@taiki_VAZ) October 28, 2020
過去には「会社中にゴミが散らかり、全社会議もボイコット」
森泰輝さんは退任の報告にあわせ「新経営体制への移行と、代表取締役退任のお知らせ」と題したnoteを公開。その中で、これまでのVAZの歩みと退任の理由を説明している。ヒカルさんを筆頭とするYouTuberグループ・Next Stageが結成され、「インフルエンサープロダクションとして、日本でトップを争う立ち位置」として成長を遂げたVAZ。
当時の心境について森さんは、「世間に対する影響力が増大する度に、自分は毎日恐怖に怯えていました。お恥ずかしい話ですが、VAZの成長速度は僕のキャパシティを遥かに超えており、自分で会社をコントロールできなくなっていたのです」と吐露した。
さらに、マイクロトレードサービス「VALU」に関連してヒカルさんやラファエルさん、いっくんさん(禁断ボーイズ)が炎上した2017年のVALU騒動については、「統制が取れておらず、管理も杜撰だった会社は、大炎上に耐えきれず組織が崩壊。会社中にゴミが散らかり、全社会議もボイコットされるなど致命的な状態に陥りました」と当時の様子を赤裸々に告白している。
その後再び売上を伸ばすも、新生VAZとして復活を誓った矢先に起きたのが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大だった。
退任の理由は「コロナ」が影響
退任を決めた理由について森さんは、「代表を辞する意思決定は、最終的にコロナが影響しています」と説明。コロナ禍による「タイアップ案件の中止や延期が相次ぎ、中長期視点で考えると、事業の継続が難しくなる可能性が出てきてしまいました」と経営状況が悪化していることを明かし、「VAZが今後も残り続け、高みを目指すための選択しての決断」として退任を決めたという。
これについて森さんは、「次の挑戦をすべく自分を磨き直します」と前向きな姿勢をみせる一方で、「退任という意思決定はあまりにも悔しく、情けないです」と述べている。
なお、森さんは新体制移行後も「ファウンダーとして今後も関わらせていただくつもり」とのこと。
かつてはヒカル、ラファエルらが所属したVAZ
VAZは2015年7月に創業からYouTuberを中心とするクリエイターやインフルエンサーのマネジメント事業を展開。ヒカルさん、ラファエルさんを筆頭に人気のYouTuberが多く所属していた。しかしここ数年で、上記2人に加えて所属していた禁断ボーイズ、スカイピース、まあたそさん、ゆんさん(ヴァンゆん)らが相次いで退所。
最近では、所属YouTuber・ねおさんの母親が、「年間にして数千万円のYouTube収益が出てても、月に30万ほどしか報酬が渡されない月も存在しています」「マネージャーである岡田さんの現場放棄。嫌がらせ行為。3人のマネージャーさんがいながら仕事内容が共有されない」とブログで言及し話題に。 ねおさんが弁護士を通して所属事務所のVAZに解除通知を送り、フリーとして活動していくことを動画で報告するも、10月に入ってからはVAZ側は専属契約書を理由にそれを否定。真っ向から意見が対立するなど、世間から注目を集めていた。
そうしたねおさんの騒動も収束していない中での退任となった。
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