『機動戦士ガンダム』や『ラブライブ!』などを手がけたアニメスタジオ・サンライズが6月24日、「2020年東京都知事選における選挙活動について」と題した声明を発表しました。
直接名指しされているわけではありませんが、該当の候補者は自らTwitterで謝罪。都知事選を含め、これまでに9回選挙に立候補している後藤・D・輝樹(後藤輝樹)さんです。
「誰かや何かを困らせようとする意図は全くなかった」と語る彼は、なぜルルーシュのコスプレ風衣装を用いたのか、そしてサンライズからの発表をどのように受け止めているのか──話を聞きました。【字幕付き】令和2年6月24日。本日のゴミ拾い。東京都葛飾区 テクノプラザかつしか。
後藤輝樹さんは、これはまでに神奈川県議会議員選挙・目黒区長選挙・港区長選挙・千代田区長選挙・東京都議会議員選挙などに出馬、そのすべてに落選しています。
過激な公約や選挙ポスターなどで注目を集める、いわゆる「泡沫候補者」と呼ばれる1人として、選挙のたびにネット上ではネタ的に受け入れられている人物です。
これまでにも選挙ポスターではコスプレ姿を披露していた後藤さんは今回、「私自身が一番好きなアニメであり、ルルーシュ(ゼロ)も私と同様に革命家という共通点から選挙ポスターの写真に使用しました」とコメント。
「写真は2年ほど前に撮影したものです。アニメファンを獲得しようといった考えは一切なく、コスプレ風衣装はポスターの撮影のみで、演説などで使用したことは一度もありません。本当に申し訳ございませんでした」
「お恥ずかしい話ですが、普段あまり気にしていないため、『コードギアス』を制作されているのがサンライズさんであると初めて知りました。そのサンライズさんに対応をさせてしまい、本当に申し訳ないと思っています」
一方で、今回のコスプレについては、自身がこれまでの選挙活動で行なってきた他のコスプレと同様、自己表現の1つであると言及。
「私が今やってるものは、ルルーシュのコスプレ風の衣装を用いてポスターを撮影して掲示場に貼っているだけです。それはコスプレイヤーさんがコスプレをして、Twitterなどに写真を投稿して自己表現をしているのと同等レベルのものと思っています」
とはいえ後藤さんは、自らを「表現の自由を最も尊重する政治家として立候補させて頂いております」と説明。
「グレーゾーンを維持するためには、本当は、こういう説明すら、言葉に出して言わないほうが良いかとは思うのですが、今回、ポップカルチャーメディアの方から取材の依頼があり、最低限の説明責任は果たさなければいけないものと想い、発言を最小限に留めて、経緯や説明をさせて頂きました」
ルルーシュ風のコスプレをした都知事選候補者との関係性について否定した上で、注意を喚起したものです。2020年東京都知事選において、「コードギアス」シリーズのキャラクター「ルルーシュ」をイメージあるいは強く想起させるコスプレ風衣装によるポスター等を用いた選挙活動を行っている候補者の方がいらっしゃいますが、株式会社サンライズおよび製作委員会、作品関係者とは一切関係がありません。 サンライズ公式サイトより
直接名指しされているわけではありませんが、該当の候補者は自らTwitterで謝罪。都知事選を含め、これまでに9回選挙に立候補している後藤・D・輝樹(後藤輝樹)さんです。
「誰かや何かを困らせようとする意図は全くなかった」と語る彼は、なぜルルーシュのコスプレ風衣装を用いたのか、そしてサンライズからの発表をどのように受け止めているのか──話を聞きました。
過去9度、選挙に出馬するも落選 後藤輝樹とは何者か?
過激な公約や選挙ポスターなどで注目を集める、いわゆる「泡沫候補者」と呼ばれる1人として、選挙のたびにネット上ではネタ的に受け入れられている人物です。
これまでにも選挙ポスターではコスプレ姿を披露していた後藤さんは今回、「私自身が一番好きなアニメであり、ルルーシュ(ゼロ)も私と同様に革命家という共通点から選挙ポスターの写真に使用しました」とコメント。
「写真は2年ほど前に撮影したものです。アニメファンを獲得しようといった考えは一切なく、コスプレ風衣装はポスターの撮影のみで、演説などで使用したことは一度もありません。本当に申し訳ございませんでした」
「好きなアニメをつくった方々にご迷惑をおかけして申し訳ない」
サンライズからの発表やそれに対する反響の大きさを人づてに知ったという後藤さんは、「私の好きな作品やそれらをつくった方々にご迷惑をおかけして申し訳ない」と語ります。「お恥ずかしい話ですが、普段あまり気にしていないため、『コードギアス』を制作されているのがサンライズさんであると初めて知りました。そのサンライズさんに対応をさせてしまい、本当に申し訳ないと思っています」
一方で、今回のコスプレについては、自身がこれまでの選挙活動で行なってきた他のコスプレと同様、自己表現の1つであると言及。
「私が今やってるものは、ルルーシュのコスプレ風の衣装を用いてポスターを撮影して掲示場に貼っているだけです。それはコスプレイヤーさんがコスプレをして、Twitterなどに写真を投稿して自己表現をしているのと同等レベルのものと思っています」
「表現の自由を最も尊重する政治家として立候補」
コスプレイヤーによる投稿と同レベルかどうか──選挙という該当地区の代表者を選ぶ場と、目的が個々人によって異なるインターネット上の活動という点では大きく異なっており、その是非については議論の余地がありそうです。とはいえ後藤さんは、自らを「表現の自由を最も尊重する政治家として立候補させて頂いております」と説明。
「あまりに大々的な謝罪や反省は表現の自由を委縮させることに繋がる懸念があると思ったため」、現在は前述の謝罪ツイートのみで様子を見ていると語りました。ごめんなさい。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
— 後藤・D・輝樹(Terusama) (@gototeruki) June 24, 2020
2020年東京都知事選における選挙活動について|重要なお知らせ|SUNRISE INC. https://t.co/rKF8CeGhq3
「グレーゾーンを維持するためには、本当は、こういう説明すら、言葉に出して言わないほうが良いかとは思うのですが、今回、ポップカルチャーメディアの方から取材の依頼があり、最低限の説明責任は果たさなければいけないものと想い、発言を最小限に留めて、経緯や説明をさせて頂きました」
社会とポップカルチャーが交差する
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント