その中で、「小説家になろう」「カクヨム」「ハーメルン」などの自作小説投稿系サイトを基盤に支持を集め、一大ジャンルとなったのが、ある世界の住人がなんらかの理由により、別の世界(異世界)で生まれ変わる「異世界転生」だ。
ありとあらゆる題材が取り込まれるカオスなジャンルの中に、またユニークな作品が誕生した。
それが、『転生したらスプレッドシートだった件』。
Excelを得意とするWebディレクターの主人公がGoogle スプレッドシートの世界に転生し、冒険するという衝撃の内容だ。
発売日は6月22日(月)。価格は1,780円(税別)となっている。
『Googleスプレッドシートは燃え尽きたExcel職人の魂で動いているんだ』🤔🤔🤔
— 転生したらスプレッドシートだった件(公式)@技術評論社から6月22日発売 (@TenseiSheet) June 5, 2020
異世界転生 × Googleスプレッドシート
SNSで話題沸騰のカクヨム発ITラノベがまさかの技術評論社から発売
前代未聞の表計算冒険活劇、Amazon等で予約受付中‼️https://t.co/7J8lY6Ix16 #転スプ pic.twitter.com/oOHSWDm5zj
作者はスプレッドシートに転向したWebディレクター
本作を執筆したのはWeb関連の会社のディレクターを務めるミネムラコーヒーさん。元々Excelを得意としていたミネムラコーヒーさんは、現在の会社に入社した際にスプレッドシートに転向。
その際に同僚と相談しながら作業を進めた経験や、社外コミュニティを利用して技術に関する意見交換をしていることから、自分もスプレッドシートの社外コミュニティをつくることを決意した。
そしてそのコミュニティで始めた、アドベントカレンダー(特定のテーマについて複数人でブログ記事を書いてリレーをつなげていく文化)の記事を埋めるために「カクヨム」を利用して書かれたのが本作だ。
本作を出版するのはIT系技術書の出版やWebメディアを運営する「技術評論社」。他に販売されている書籍はプログラミング言語やWebサービスの運営に関する技法書ばかりとなっている。 一見ライトノベルは浮いているように見えるが、今作の中には「技術解説パート」として作中に登場した技術をミネムラコーヒーさんが解説しているので技法書としての読みごたえも心配ない。
書籍の公式Twitterでは、書籍化決定から出版されるまでの制作秘話も投稿されているので22日の発売まで楽しみに追いかけていきたい。
まずはいきなりなんですが、2019年9月24日夜に編集から著者に送られた書籍化決定メールのキャプチャがこちら(ダダン!)
— 転生したらスプレッドシートだった件(公式)@技術評論社から6月22日発売 (@TenseiSheet) May 14, 2020
書籍化が確定するのは技術評論社内の企画会議。ここでOKがでれば執筆・制作スタートになるのです。「企画会議で承認」というわけで転スプも晴れて書籍化決定🎉🎉🎉 pic.twitter.com/KGBwbvSOeV
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ファイルサイズ: 10676 KB
出版社: 技術評論社 (2020/6/22)
販売: Amazon Services International, Inc.
言語: 日本語
価格:1,780円(税別)
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