映画、音楽、文学、美術など、幅広い領域を横断する批評誌『
エクリヲ』が、最新刊『エクリヲ vol.12』を刊行する。
最新号の特集は、「
ポストクリティーク――いま批評には何ができるのか」と「
“異物(オーパーツ)”としての3DCG」の二本立て。
5月27日(水)より全国書店・映画館などで販売が開始。通販サイト「BOOTH」では、先行販売が5月25日(月)より予定されている。価格は2300円(税別)。
これからの批評(=クリティーク)を模索
一つ目の特集「ポストクリティーク――いま批評には何ができるのか」では、これまでの批評(=クリティーク)における世界観や問題点を超え、これからの批評のあり方を模索する「
ポストクリティーク」の動きに着目。
「ポストクリティーク」を牽引する批評家である
ブリュノ・ラトゥールや
イヴ・セジウィックらの議論を扱いながら、「批評には今、何ができるか」を考える意欲的な内容となっている。
また、フランス思想家・メディア情報学者の
石田英敬さんのインタビューをはじめ、勝田悠紀さんや大橋完太郎さんの論考なども掲載している。
“異物(オーパーツ)”としての「3DCG」
二つ目の特集「“異物(オーパーツ)”としての3DCG」では、3DCGの持つ「わたしたちが見る景色を異質なものに変える“異物”(オーパーツ)」としての機能に注目。
従来はあまり注目されてこなかった角度から、3DCG技術の可能性を考察してゆく。
デジタルアートの最前線で活躍するクリエイターへのインタビューや、3DCG関連のコラムやインタビューを豊富に収録しており、最先端の映像技術を身近に感じるよい機会となる。
また、
バーチャルYouTuber(VTuber)や3DCGアニメーションなど、ポップな話題も掲載。ふだん何気なく触れている3DCGの裏側に迫ることができそうだ。
1999/Tokyo 東京大学文学部三年生/音楽、ベース、映画、読書etc 多趣味人間。やりたいことが多すぎてお金と時間が足りない日々。
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