『アズレン』運営Yostarが秋葉原にアニメスタジオ プロデュース企業ARCHも参画

『アズレン』運営Yostarが秋葉原にアニメスタジオ プロデュース企業ARCHも参画
『アズレン』運営Yostarが秋葉原にアニメスタジオ プロデュース企業ARCHも参画

Yostar PicturesがアニメPVを制作した『アークナイツ』

POPなポイントを3行で

  • Yostarがアニメ制作会社Yostar Picturesを設立
  • プロデュース会社ARCHが経営に参画
  • 『アークナイツ』PVや『アズレン』4コマアニメ化
スマホ向けアプリ『アズールレーン』などを手がけるYostarがアニメーション制作会社Yostar Picturesを新設。その設立及び経営にアニメプロデュース会社・アーチ(ARCH)が参画する。

ARCHはYostar Picturesへ資本出資を行い、ARCHが保有するアニメ制作・製作に関するノウハウの提供に加え、Yostar Picturesの組織構築から戦略立案、作品製作・制作についてサポートしていく。

今回の参画にあたってARCHは、「Yostarの戦略を具現化し、魅力的なアニメーション映像を創出するため、ARCHが保有するアニメーション製作・制作に関するノウハウ・人脈を最大限に活用し、Yostar Picturesの経営参画に注力してまいります」と表明している。

『プロメア』『呪術廻戦』に携わるARCH

「アズールレーン」配信2周年記念PV
Yostarはスマートフォン向けゲームアプリ『アズールレーン』をはじめ、多数のアプリ配信、IP(知的財産)展開を行うゲーム運営会社。

一方、ARCHは宣伝・企画・開発などを含め、IP・アニメーション作品を総合的にプロデュースする会社で、これまでに『プロメア』(宣伝・プロデュース協力)、『呪術廻戦』領域大展開キャンペーン(企画・プロデュース)などに携わってきた。
映画『プロメア』ロングPV
代表をつとめる平澤直さんは、法務担当からプロデューサーという異色の経歴を持ち、国内版権管理やIPの海外展開における契約などにも強みを見せる。

バンダイビジュアル、プロダクション・アイジーなどを経て独立創業したARCHでは、サウジアラビアのコンテンツ企業・マンガプロダクションズと東映アニメーションが共同製作する劇場アニメのプロデュースを担当。新たな座組みによる作品制作にも積極的だ。

すでに始動しているYostar Pictures

Yostar Picturesは代表取締役をYostar代表の李衡達さんが兼任。主にアニメの企画・製作・制作を行うアニメーション制作会社であり、企画開発や製作委員会の組成などのプリプロダクション機能も有している。

スタジオとしてのYostar Picturesは、『異能バトルは日常系のなかで』のプロデュースを手がけた稲垣亮祐さん、『SSSS.GRIDMAN』総作画監督の斉藤健吾さんを取締役として迎え制作体制を構築。デジタル技術を積極的に活用して映像を制作する。
「アークナイツ」アニメPV
Yostar Picturesでは、すでにアプリゲーム『アークナイツ』のアニメPVを制作して公開。

アニメーションプロデューサーを前述の稲垣亮祐さん、監督・アニメーションキャラクターデザイン・作画監督・アクション演出を同じく斉藤健吾さんが担当している。 また『アズールレーン』の公式Twitterで連載中の4コマ漫画『びそくぜんしんっ!』の映像化を発表。人気コンテンツから派生したコミックのアニメ化で、早くも存在感を示そうとしている。

スタジオの拠点は秋葉原、斬新な取り組みに期待

会社があるのは2019年8月に竣工したばかりの住友不動産秋葉原駅前ビル11階。多くのアニメスタジオが点在する東京の西側ではなく、秋葉原を拠点にするという点もYostar Picturesの新しさと言えるだろう。

今後Yostarが展開するゲームタイトルのアニメ化はもちろん、ARCHが参画することで、既存のスタジオには見られない斬新な戦略や組織構築、制作体制などが期待される。

注目のアニメプロジェクト

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。