ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』は2020年のリリースに向けて「スタッフ一同鋭意開発中」。「お待ちいただいている皆様にはご心配をおかけしておりますが、よりよいものをお届けできるよう尽力しておりますので、今しばらくお待ちください」と説明した。
一方、2018年12月に発表した『うまよん』のアニメについても「2020年にお届けできるよう進行しております。ぜひご期待ください!」と報告している。
コンテンツにおいて、制作発表後は詳細なリリース日が決定、その後リリースという流れが一般的。ではなぜ『ウマ娘』で、こうした進捗報告が行われるのか。その理由を経緯とともに振り返る。
高評価のアニメとゲームの延期 『ウマ娘』のこれまで
2016年にプロジェクトが発表され、ゲームのリリースに先行して2018年4月から3カ月間、テレビアニメが放送。アニメが高い評価を得た一方で、ゲームは2018年冬という当初のリリース予定から延期が発表された。
事前登録の受付開始から1年が経った2019年3月には、Twitterで「#ウマ娘事前登録1周年記念」のハッシュタグとともに、ファンからリリースを待ち望むツイートが多く寄せられた。
翌月には、ゲームの非公式攻略まとめサイトとして立ち上げられた「ウマ娘攻略まとめ速報」が、ゲームの続報があまりに少ないために、サイトでニンジンの栽培方法を掲載したことも話題を呼んだ(外部リンク)。
プロデューサー退任も開発は「継続中」
アニメ放送時のKAI-YOU.netのインタビューでは、実在の競走馬をキャラクター化する難しさやこだわりを語っていた石原さん(関連記事)。退任の発表に対しては、当然ながら多くのファンからゲームを待望する声が寄せられた。
退任時に石原さんは「ウマ娘の良い未来が見えた」「ウマ娘はもう立ち止まることなく、走り続けることが出来ます」とコメント。コンテンツの継続を明言していた。
見守るファンの声援を背負い2020年リリースへ
開発の重要人物が離れることによって不安を感じるファンも少なくなかったが、2019年6月、「公式ポータルサイトの一部のキャラクタービジュアルを変更した」との報告とともに、「配信をお待ちいただいている皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪が発表された。【お知らせ】
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) June 28, 2019
ゲーム開発におきまして一部のキャラクターデザインをブラッシュアップを行い、それに伴い公式ポータルサイトの一部キャラクタービジュアルを変更いたしました。
下記URLをご確認ください。https://t.co/syMATlLGYr#ウマ娘
「ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』におきましては、最高のクオリティでお届けするため、スタッフ一同鋭意開発中でございます」という説明に対して、当然「いつ出るのか?」という疑問を投げかけるファンも多かった。 しかし一方で、「開発がちゃんと続いてるって分かって安心出来る」「頑張れ!超頑張れ!」など、歓喜や応援のコメントが寄せられており、長らく続く開発中の状態が、「末長く見守る」というファン心理を生んだとも言えるだろう。
そのためか今回の実質的な「進捗報告」に対しても、「いつまでも待ってます」「アプリを制作してくれているならいつでもいいよ」とどこか焦燥感を漂わせながらも好意的な反応が集まっている。
「ゲーム開発状況と『うまよん』アニメ制作に関するお知らせ」では、漫画『うまよん』で作画を担当する熊ジェットさんのイラストとメッセージを公開。「めっちゃかわいいアニメになってます!」とのコメントも届いた。【お知らせ】
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) December 26, 2019
いつも『ウマ娘 プリティーダービー』を応援していただき、ありがとうございます。
ゲーム開発状況と「うまよん」アニメ制作に関するお知らせを掲載いたしました。
下記URLよりご確認ください。https://t.co/fMDNjGlld1
今後ともウマ娘をよろしくお願いいたします。#ウマ娘 pic.twitter.com/bbNHQB1aZU
すでに事前登録2周年も徐々に見え始めている。2020年、リリース・放送される予定の『ウマ娘』の関連コンテンツは、首を長くして待っているファンのもとに無事届くことができるのだろうか。
来年に備えておさらいしましょう
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