同プロジェクトは、コンテンツ配信サイト「cakes」から始まり、朝日新聞を核にTwitterへ繋がるという統合的なプロモーションによるもの。
創業140周年を迎えた朝日新聞と、現代の情報集積地であるTwitterとを跨いだ広告企画が話題になってる。
【画像】掲載された漫画を読む
Web初の人気漫画『左ききのエレン』
『左ききのエレン』は、『フェイスブックポリス』などで知られるかっぴーさんによる⻑編漫画。広告業界を舞台にクリエイターの葛藤を描いた人気漫画で、note主催の「cakesクリエイターコンテスト」で特選を受賞している。
漫画内で繰り広げられる企画バトル
「朝日新聞社×左ききのエレンPJT」では、まず10月19日に、『左ききのエレン』が連載されているコンテンツ配信サイト「cakes」にて、広告主によるオリエンテーションの様子が漫画で公開される。“新聞広告の日”となる翌10月20日には、オリエンテーションを受けた広告会社2社の企画案、および企画会議の様子を全国版朝刊内の見開き2ページすべてを使って描かれる。
また、2社による企画案は、特設Webページ、および Twitter上でも同日公開。読者が各企画案のTwitter投稿をリツイートすることで投票ができる仕組みで、10月28日(月)まで誰でも投稿できる。
読者による投票期間を経て、投票数の多かった企画案を11月中下旬に広告として全国版朝刊の新聞広告の1ページ全体を使い実際に掲載するというものだ。
作中企業と実在企業が朝日新聞の広告枠を巡り対決
掲載された漫画ではアイウエアブランド「JINS」(ジンズ)を運営する株式会社ジンズをクライアントにJINSが販売する商品の広告案件の獲得を巡って、『左ききのエレン』の主人公である朝倉光一が在籍する「目黑広告社」と、実在する広告会社「GO」の2社の企画案、および企画会議の様子が描かれる。広告主によるオリエンテーションから広告掲載に至るまでのストーリーは『左ききのエレン』のスピンオフ企画として、かっぴーさんが描き下ろし。
新聞とSNSの交わりや、フィクション作品に実際の企業や人物を登場させ、実際の商品のプロモーションをする試みは読者としても当事者性を持てるような仕組みになっている。
【#新聞広告の日 特別企画】
— 「広告朝日」編集部 (@adv_asahi) October 19, 2019
●GOチーム案
『赤字修正広告』
VIOLET +のすべては、広告で言及しきれない。
しかしGOチームは、その状況を逆手にとった企画を提案。
商品の詳細記述すべてに真っ赤な修正を入れたコピー原稿を掲載することで、商品の魅力を最大限アピール #左ききのエレン pic.twitter.com/BBwlv64HnZ
【#新聞広告の日 特別企画】
— 「広告朝日」編集部 (@adv_asahi) October 19, 2019
●朝倉チーム案
『近視の人しか見えない広告』
この広告、あなたには見える?
朝倉チームは、眼の錯覚を利用したグラフィックにより、近視の人しかメッセージが読めない企画を提案。
掲載後は、見えたor見えないというSNSの議論から拡散を狙う設計に! #左ききのエレン pic.twitter.com/VpApxSnQGJ
Twitterでも大きな話題に
Twitterではすでに2社による企画の投稿が拡散されており、記事執筆現在で朝倉光一が在籍する「目黑広告社」のリツイート数が1130超え、三浦崇宏さん率いる「GO」のリツイート数が840を超えており、「目黑広告社」がリードしている。#左ききのエレン のこのプロジェクト・・ため息出るくらい面白いな・・現実とストーリーが混ざってる感じが最高にわくわくするし、こんな楽しい広告見たことない・・
— ゆうこす (@yukos_kawaii) October 20, 2019
とにかくみんな左ききのエレンって漫画ほんと面白いから読んで・・そしてこの広告の漫画読んでほしい😂https://t.co/ZdgnE80H2C
投稿には「なんちゅー面白い企画だ」「媒体またいでの広告の仕掛け、面白いなー!」「面白い取り組みやし、ワクワクさせられますね」などのコメントが寄せられているほか、Youtuberのゆうこすさんや人気ブロガー・はあちゅうさんなどの著名人にもその話題は波及している。
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