過去には『ラ・ラ・ランド』や『グリーンブック』が受賞している第44回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品されることも決まっており、話題は当面尽きそうにないが、Twitterでは映画に登場する印象的な"雲"についても話題に。 「『天気の子』に出てくる上部が平らな雲は実際にあるの?」という素朴な疑問について、なんと映画本編で気象監修を務め、本人役でも登場した荒木健太郎さんがイラスト付きで分かりやすく解説している。
この夏見ないと損をする『天気の子』
本作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」するストーリー。東京にやってきた家出少年・帆高と不思議な力を持つ少女・陽菜のふたりの恋の物語が、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれている。
21日までに興行収入が16億4380万円を突破。これは興行収入250億3000万円を記録した新海監督の前作『君の名は。』を上回る勢いで、ここからも注目度の高さがうかがえる。
積乱雲の一生がよくわかる解説
今作において最も重要な要素と言っても過言ではない気象。その監修を務めた荒木さんは気象庁の気象研究所研究官にして雲研究者という肩書きを持つ、いわば雲のスペシャリストだ。新海誠監督の最新作「#天気の子」ついに公開!荒木は気象監修として制作に携わったほか,本人役で声のキャストもさせていただきました.劇場版パンフレットには監修作業の話や積乱雲の観天望気についての取材記事も掲載.素敵な空がたくさん描かれた最高の作品です.ぜひぜひ映画館でご覧下さいませ🌦 pic.twitter.com/3EnslTWOfH
— 荒木健太郎 (@arakencloud) July 19, 2019
そんな荒木さんが「『天気の子』に出てくる上部が平らな雲は実際にあるの?」という素朴な疑問について、積乱雲が生まれてからなくなるまでのメカニズムを詳しく解説している。 その解説によると、ある程度発達した雲が、地球の大気圏内にある対流圏と成層圏の境界領域=対流圏界面に達すると、それ以上の高度には達することができないため、映画のような"上部が平らな雲(かなとこ雲)"ができるのだという。
なんとも言えないシュールな雲のイラストも相まってか、解説ツイートには「この説明がわかりやすい‼️ そして楽しい」 「積乱雲くんかわいい」 「リアル天気の子ですねぇ」などのコメントが多く寄せられた。
今年の夏はかなとこ雲をこの目で見てみたい。
この積乱雲を「かなとこ雲」と呼ぶんですよね☁️☁️☁️ #天気の子 https://t.co/gVkNdWk7Lk pic.twitter.com/wkztS6uode
— 映画『天気の子』 (@tenkinoko_movie) July 23, 2019
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