『群衆の英知もしくは狂気』は、ゲーム感覚でネットワーク理論を学ぶことができる、インタラクティブ性の強いWebガイドだ。日本語訳はYuki Ozawaさんによるもの。
ゲーム感覚で複雑なネットワーク理論を学べる
ネットワーク理論とは、複数の集合によって形成されるネットワークにおける伝達や力学を考える学問のこと。かわいいグラフィックに音楽、そして丁寧かつ平易な解説によって、このネットワーク理論を解説するのが『群衆の英知もしくは狂気』だ。
何よりも特筆すべきは、順を追って「感染」を成功させたり、あえて失敗させたりするミニゲームまで用意されている点。スマートフォンでもWebからでも、スムーズにプレイすることができる。
また、解説の途中には、さらに深く知りたい人のために関連する書籍まで紹介。というか紹介に留まらずレビューまで行ってくれている。
それらは何が問題なのか、なぜ起こるのか、みんなが言ってることは本当に正しいのか? 自分はどう考えればいいのか? そんな疑問のヒントを得るためにも『群衆の英知もしくは狂気』を是非とも遊んでみてほしい。
また、開発者のNicky Caseさんは、自分のサイトで他にも「ゲーム理論」を学べるガイドや、Web上で自作のツールなどを公開している。