閉店の噂を確かめるべく筆者が店を訪れたところ、店舗を引き継ぐ予定だというオーナーが現れ、「今後は韓国料理屋となる予定である」ことが語られた。
セルフチャイナシステムのJ渋谷が閉店していた
「せんべろ」とは、1000円程度で安く飲んでべろべろになれるお店の総称だが、J渋谷も、渋谷のせんべろ店として重宝されていた。左:J渋谷の龍のロゴ/右:インテリアはなぜかシカの頭
J渋谷は「セルフチャイナシステム」を謳っていて、初めての利用者は面食らうかもしれないが、なんのことはない、単なる自動販売機での食券システムのことだ。
700円でサワーなどが4杯飲める「ベロフォー」(1杯175円)や、800円で生ビール3杯飲める「ベロ生」(1杯約266円)が人気だった。
ベロベロ状態でJ渋谷に立ち寄ると、システムが理解できないこともしばしば
2010年代前半の地下アイドルシーンを牽引したグループ・BiSのファンである“研究員”はじめ、アイドルファンたちからも愛用されていた店舗だったため、Twitterでは閉店のショックが寄せられている(BiSは、現在もメンバーを変えて第2期を継続中)。
その昔、地下アイドルヲタの溜まり場となっていた「J渋谷」
渋谷駅から近く、24時間営業の安い中華料理屋さん。「セルフチャイナシステム=発券機」を導入した画期的なお店である。
あの注文するたび頼まなきゃよかったと思うくせに気づけばなぜか食べ切れてしまう山盛りのチャーハンがもう一度食べたかった…
これからオレたちはどこでセルフチャイナシステムを使えばいいんだよぉ…!
2018年4月15日の出来事「Jの渋谷すばるが退所を発表した日」「J渋谷が営業を終了した日」Twitterより一部引用
渋谷の移り変わり

この記事どう思う?
関連リンク
連載
日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。
0件のコメント