同店公式のTwitterアカウントで告知され、店頭にも閉店のお知らせが張り出されているのを確認できた。
【閉店のおしらせ】
— 山下書店渋谷南口店 (@sibuya_yamasita) 2018年4月9日
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。このたび、当店は4月26日をもちまして閉店とさせて頂くことになりました。
長い間のご愛顧、誠にありがとうございました。
カフェ上で重宝された山下書店。24時間営業変更後も早朝開店
山下書店 渋谷南口店は、立地的には店舗階下の地下が「カフェ・ミヤマ」になっていた(ややこしいが名称的にはカフェ・ミヤマ「渋谷東口駅前店」)。編集者が打ち合わせに利用したり、貸し会議室を取材利用したりと、何かと重宝されているカフェで、その前後に山下書店に立ち寄るという人も多かったはずだ。
筆者も、渋谷に3店舗ある「カフェ・ミヤマ」での打ち合わせではなるべくここを利用し、帰りによく訪れている。
品揃えという面では、渋谷にある書店の売り場面積でも最大を誇る「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」が東急百貨店内にある。
ただ、山下書店は数年前まで、渋谷では唯一24時間営業に対応していた。
営業時間を変更してからも他の店舗よりも早い朝7時から開店していたため、通勤・通学の前に立ち寄ることができる貴重な本屋だった。
現在、渋谷では大規模な再開発が進んでいる。すでに数年来、渋谷駅周辺で絶えず工事が行われている様子が日常となっている。
大きく報道されているわけではないが、山下書店 渋谷南口店の閉店発表から、Twitterでは多くの利用者がコメントを寄せている。
・個人的に渋谷の本屋というと山下書店なんだよな、何となく TSUTAYAとか大盛堂はスクランブルを越えなきゃいけないのが精神的に遠い
・渋谷の山下書店、狭いながらもいい品揃えと夜遅くまで営業してくれて助かったのだけど
・山下書店さん、就活時代から節々でお世話になってきたご本屋さん。渋谷の土地勘全くなくていつも迷子になるけど、気がつけばついてたり、探してるご本がしれっとあったり、ご縁があるなと勝手に思ってた。
・渋谷の山下書店の閉店、山手線挟んで東側で唯一存在感のある書店だったから惜しむひとは多そう
・昔は24時間営業だったので、夜遊びのあと明け方とかに寄ってマンガを1冊買って、ガラガラの電車の中で読みながら帰るのが自分の定番コースになってて、この時間に本屋が開いてるの最高!って気持ちだったな…Twitterより一部引用
書店の栄枯盛衰
渋谷では、2017年6月にはブックファースト渋谷文化村通り店が閉店し、その跡地には「遊べる本屋」として知られるヴィレッジヴァンガード渋谷本店がオープンした。また、山下書店といえば、2017年6月には東銀座店が閉店。同じ場所には、全国書店チェーン「リブロ」が東銀座店をオープンさせている。
豊島区にある山下書店 大塚店は現在も24時間営業で、近隣住民からは重宝されている。7月3日(月)、東銀座駅近く、東劇ビル1Fに「リブロ東銀座店」が開店します。6月末に閉店する「山下書店」さんのあとを引き継ぎます。よろしくお願いいたします。(営業本部N)
— リブロ (@libro_jp) 2017年6月9日
本屋の未来
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店舗情報
山下書店 渋谷南口店
- 住所
- 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-19-1 オミビル1F
- 電話番号
- 03(5778)0539 FAX:03(5778)0569
- 営業時間
- 7:00~23:30
- 定休日
- 年中無休
- 閉店
- 4月26日(木)
関連リンク
連載
日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。
1件のコメント
CKS
んなぁ〜・・・時々便利に立ち寄らせてもらってたんだけど・・・残念