SXSWのスゴイとこ その4
Trade Showでは掘り出し物の最新テクノロジーや面白いものに出会えます!なかでも日本ブースはまさにカオス、なんでもありの状態でした。ブースは国ごとにまとめられた各国ブースと大手企業のブースの大きく2つのカテゴリがありました。わりと既製品の展示が多かった中、日本ブースは製品化前のプロトタイプに近いものやチャレンジングなものが多かったです。 最も人だかりになっていたのは、SKELETONICS Inc.が繰り出す、動作拡大型スーツ「スケルトニクス」。パワードスーツではないので喧嘩に強くなったりはしませんが、確実に威嚇力は高くなるド迫力の展示でした。
動作拡大型スーツ「スケルトニクス」
ここはひときわ子供が集まっていたブース、ウェアラブルなスマートトイ「moff」。腕にmoffをつけてポーズをキメるだけで必殺技っぽい音を出せたり、銃などの武器の音を出せたりと、ポーズと音でヒーローごっこが楽しめるデバイスです。その他にも音の種類や取得する動きのデータを変えたりすればいろいろなことにも使えそうです。Moff - a wearable smart toy -
Moff - a wearable smart toy - from Moff on Vimeo.
普段よく一緒にお仕事させていただいている、博報堂i-studioのHACKistも出展していてたくさん取材受けていました。一定のスピード以上で走るとモニターに流れる音楽と映像が盛り上がっていくランニングマシーンを使ったインスタレーションです。 「POWDER BOX」も話題になっていました。展示されていたのは、学生ながら意欲的に活動してらっしゃる中西さんの作品です。センサー組み換え型のシンセサイザーで、加圧センサーや光センサー、曲げセンサーなどなどが付け替えられ演奏が可能なデバイスです。PowderBoxVer3 (jp)
また日本ブースの近くでは、昨今に音のデータ化に抵抗するかのように、レコードファンのおじいちゃんたちがmp3などの音源をレコード化できるPersonal Vinyl Cutterを出展していたことも印象的でした。 またTrade Showの中には別立ての大きなブース展示としてGaming Expoというゲームに特化した展示会もあります。今年はVRヘッドセット「Oculas」を使ったものが多かった印象です。 【次のページ】来場者も盛り上げるSXSW!&まとめこの記事どう思う?
神谷
クリエイティブディレクター/テクノロジスト
ソーシャルメディアを活用したプロモーション、コミュニケーション開発を得意としながら、
最近はspicebox社内にWHITE(http://255255255.com/)というPrototypingLabを立ち上げ、テクノロジーを起点とした新しい広告体験の開発や製品・サービス開発に取り組んでいる。
文化庁メディア芸術祭グランプリ、カンヌ国際広告祭銅賞、東京インタラクティブ・アド・アワード金賞など、国内外の広告賞受賞歴も多数。
あと、アニメ好きがこうじてKAI-YOUに取り上げられたこんな仕事(http://kai-you.net/article/3516)やこんな仕事(http://kai-you.net/article/1840)などアニメ系広告の企画・クリエイティブディレクションもやってます。
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