コスプレとバイクのコラボレーションハロウィンイベント「ゆがわらHALLOWEEN×ゆがつう!2016」。
10月29・30日の2日間に渡って開催されたこのイベントですが、今回その初日にライダーの1人として参加して参りました! 取材・文:cube Tanaka
前日の雨も無事に上がり、早朝ながら約30台のバイクと共に参加者が集合しました。コスプレイヤーだけでなく、この時点ですでに衣装を着て集合しているライダーの姿もちらほらと……。 参加者の自己紹介タイムもそこそこに、バイクに乗り込み一路ターンパイク頂上にあるラウンジを目指して出発します。 雨こそ止んではいたものの、頂上に向かうに連れて次第に霧が濃くなっていき、一時はテールランプ無しには前の車両も見えないくらいの濃霧に。
隊列の整った走行でバラバラに走るより安全とはいえ、コーナーの連続する道中ではやや緊張する場面も。 途中霧にまみれながらも無事ラウンジへと到着することができ、コーヒーで暖まりながらの一服です。休憩中には霧も晴れ、周囲の山々の眺望も楽しめるように。
(晴天時には遠く見通すことの出来る富士山も、さすがに本日は拝めず……。) 休憩後、再び湯河原方向へ向かって移動を再開。峠を下っていくと次第に道の両サイドは谷間の温泉街らしい街並みに。
パレード出発点となるイベント会場へと到着すると、オフ会からの参加者の他にもパレード参加者が続々と合流。先ほどはほとんど見かけなかった、サイドカーや3輪車(トライク)といった大型車種も一緒になったことで、集団にも迫力が増してきました! ここで、ゆがわらHALLOWEENの実行委員長・君島さんも合流。パレード参加者と共に出発前の安全祈願を行います。 祈願を終えるといよいよパレード出発の用意!
オフ会からの参加者は午前中に走ってきた通りなので用意も簡単なのですが、問題となるのはこの会場からパレードに参加するコスプレイヤーの皆さん。 ウィッグを付けているために、ヘルメットを被るにも一苦労。ヘルメットに収まりやすい頭の人から用意をして、ヘルメットを被ることの出来ない人は着用義務のないサイドカーやトライクへと乗り込んでいきます。
通りがかりの工事現場前では作業員の方々が表まで出てきて、パレードが通り過ぎていくまでを見物している一幕も。 途中休憩地の公園では温かいコーヒーとパンケーキの差し入れが。太陽の出ない天候の中、暖を取れる品はありがたいですね。 休憩の合間にはコスプレイヤーにお願いをして、自分のバイクと一緒に写ってもらう参加者もいました。 休憩を終えるといよいよパレードも佳境、再び市街地へ! 休憩を機に、再び隊列がまとまった状態で見通しの良い市街地にやって来た後半。
信号のタイミングで隊列が途切れがちだった出発直後や、行きの山の谷間を縫うような道では全体を見通すことがなかなかできなかったのですが、後半は見通す限りすべてがパレードという風景で特に圧巻!!
こうして無事、初日のパレードは成功のうちに終わったのでした。
「まず天候に恵まれてよかった! 前日が大雨で心配だったのですが当日は雨も止み、皆も集まってくれました。
去年よりも参加台数も増え、そして色々なところで話題になっていたのが嬉しかったです。特に『バイクだけではなく、ライダーにも焦点を充てたイベント』という風に言われるのが嬉しかったですね!」(雅南ユイさん)
「調べてみると、湯河原はライダーさんの通り道であることが分かりました。だったら私たちの強みであるコスプレの企画で、そのライダーさん達に足を止めてもらおう、と思ったんです」(雅南ユイさん) バイクとコスプレを組み合わせることについて、雅南ユイさんは下記にように語ってくれました。
「最初バイクにまたがった瞬間に思ったんです。あ!! これコスプレと感覚が一緒だ!! って。
バイクってコスプレ衣装に似ているところがあって──ヘルメットはウィッグのようなもので、身に付けた感覚がコスプレと全く同じでした。自分が初めてコスプレした時に感じたドキドキ・ソワソワ・ワクワクの胸騒ぎとか、変身して自分が強くなったような、そんな自信が出てくるんです。
この気持ちをもっと沢山の人に味わって欲しいって心の底から感じました」(雅南ユイさん) 「コラボするにあたってバイクの市場規模を調べていたんですが、ビックリするくらい小さくなっていて悲しくなりました。4大メーカーが日本に揃っていて、こんなに素敵な業界なのに!
コスプレと同じく日本で誇るべき文化にもっとできるんじゃないかなと思います。まずは「免許」でも「メカうんちく」でもなく、何が楽しいのかを一人でも多くの人に体感させてあげる。それが業界層を厚くするコツだと思っています」(雅南ユイさん)
「コスプレイヤー×ライダー」という組み合わせはあまりにも新しく、まだまだ課題も山積み。しかし、今後の展開も非常に楽しみになる、驚きと発見にあふれたイベントとなった。
10月29・30日の2日間に渡って開催されたこのイベントですが、今回その初日にライダーの1人として参加して参りました! 取材・文:cube Tanaka
朝から元気に、おふかい! 参加!
当日はメインイベントとなる午後からのパレード前に、希望参加者でのオフ会を行うということで、そちらから参加すべく朝9時に有料道路・MAZDA ターンパイク箱根の入り口にて集合することに。前日の雨も無事に上がり、早朝ながら約30台のバイクと共に参加者が集合しました。コスプレイヤーだけでなく、この時点ですでに衣装を着て集合しているライダーの姿もちらほらと……。 参加者の自己紹介タイムもそこそこに、バイクに乗り込み一路ターンパイク頂上にあるラウンジを目指して出発します。 雨こそ止んではいたものの、頂上に向かうに連れて次第に霧が濃くなっていき、一時はテールランプ無しには前の車両も見えないくらいの濃霧に。
隊列の整った走行でバラバラに走るより安全とはいえ、コーナーの連続する道中ではやや緊張する場面も。 途中霧にまみれながらも無事ラウンジへと到着することができ、コーヒーで暖まりながらの一服です。休憩中には霧も晴れ、周囲の山々の眺望も楽しめるように。
(晴天時には遠く見通すことの出来る富士山も、さすがに本日は拝めず……。) 休憩後、再び湯河原方向へ向かって移動を再開。峠を下っていくと次第に道の両サイドは谷間の温泉街らしい街並みに。
パレード出発点となるイベント会場へと到着すると、オフ会からの参加者の他にもパレード参加者が続々と合流。先ほどはほとんど見かけなかった、サイドカーや3輪車(トライク)といった大型車種も一緒になったことで、集団にも迫力が増してきました! ここで、ゆがわらHALLOWEENの実行委員長・君島さんも合流。パレード参加者と共に出発前の安全祈願を行います。 祈願を終えるといよいよパレード出発の用意!
オフ会からの参加者は午前中に走ってきた通りなので用意も簡単なのですが、問題となるのはこの会場からパレードに参加するコスプレイヤーの皆さん。 ウィッグを付けているために、ヘルメットを被るにも一苦労。ヘルメットに収まりやすい頭の人から用意をして、ヘルメットを被ることの出来ない人は着用義務のないサイドカーやトライクへと乗り込んでいきます。
いよいよパレード開始!
用意を終えると、いよいよ隊列を組んでのパレード開始! 予定では湯河原のグラウンドを出発して、一路温泉街のある渓谷方面へ向かってから休憩をはさみ、再び戻ってくる走行約1時間の道のり。 交差点や横断歩道など、道中の各ポイントでは看板を持った案内役が立っており、周囲の交通の妨げになることを最小限に抑える配慮も。 50台近くのバイクが連なれば当然のように目立つため、歩行者や街の人たちも、隊列に手を振ったり写真を撮ったり。パレード参加者もそれに答えながら走り抜けていきます。通りがかりの工事現場前では作業員の方々が表まで出てきて、パレードが通り過ぎていくまでを見物している一幕も。 途中休憩地の公園では温かいコーヒーとパンケーキの差し入れが。太陽の出ない天候の中、暖を取れる品はありがたいですね。 休憩の合間にはコスプレイヤーにお願いをして、自分のバイクと一緒に写ってもらう参加者もいました。 休憩を終えるといよいよパレードも佳境、再び市街地へ! 休憩を機に、再び隊列がまとまった状態で見通しの良い市街地にやって来た後半。
信号のタイミングで隊列が途切れがちだった出発直後や、行きの山の谷間を縫うような道では全体を見通すことがなかなかできなかったのですが、後半は見通す限りすべてがパレードという風景で特に圧巻!!
こうして無事、初日のパレードは成功のうちに終わったのでした。
「ゆがつう! 」代表・雅南ユイさんにインタビュー!
無事パレードも終えたところで「ゆがつう!」代表をつとめ、数々のコスプレ事業を展開する株式会社ONIGIRI+代表の雅南ユイさんに、今回の感想とイベントのこれからについてうかがってみました。「まず天候に恵まれてよかった! 前日が大雨で心配だったのですが当日は雨も止み、皆も集まってくれました。
去年よりも参加台数も増え、そして色々なところで話題になっていたのが嬉しかったです。特に『バイクだけではなく、ライダーにも焦点を充てたイベント』という風に言われるのが嬉しかったですね!」(雅南ユイさん)
シートに跨って気付いた、コスプレとバイクの共通点
イベント開催のきっかけは、湯河原サイドから多くの人に湯河原に足を運んでもらうために「ハロウィン」と「コスプレ」で何かして欲しい、というお話があったからだと言う雅南ユイさん。「調べてみると、湯河原はライダーさんの通り道であることが分かりました。だったら私たちの強みであるコスプレの企画で、そのライダーさん達に足を止めてもらおう、と思ったんです」(雅南ユイさん) バイクとコスプレを組み合わせることについて、雅南ユイさんは下記にように語ってくれました。
「最初バイクにまたがった瞬間に思ったんです。あ!! これコスプレと感覚が一緒だ!! って。
バイクってコスプレ衣装に似ているところがあって──ヘルメットはウィッグのようなもので、身に付けた感覚がコスプレと全く同じでした。自分が初めてコスプレした時に感じたドキドキ・ソワソワ・ワクワクの胸騒ぎとか、変身して自分が強くなったような、そんな自信が出てくるんです。
この気持ちをもっと沢山の人に味わって欲しいって心の底から感じました」(雅南ユイさん) 「コラボするにあたってバイクの市場規模を調べていたんですが、ビックリするくらい小さくなっていて悲しくなりました。4大メーカーが日本に揃っていて、こんなに素敵な業界なのに!
コスプレと同じく日本で誇るべき文化にもっとできるんじゃないかなと思います。まずは「免許」でも「メカうんちく」でもなく、何が楽しいのかを一人でも多くの人に体感させてあげる。それが業界層を厚くするコツだと思っています」(雅南ユイさん)
「コスプレイヤー×ライダー」という組み合わせはあまりにも新しく、まだまだ課題も山積み。しかし、今後の展開も非常に楽しみになる、驚きと発見にあふれたイベントとなった。
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イベント情報
終了済みイベント「ゆがわらHALLOWEEN2016」×「ゆがつう!(ゆがわら湯ったり通りんぐ)
- 日時
- 2016年10月29日(土)12:00~19:00(おふかい9:00~11:00)
- 2016年10月30日(日)11:00~20:00
- 場所
- 湯河原町民グラウンド及&町民体育館(神奈川県足柄下郡湯河原町中央2丁目21)
- 主催
- 湯河原町/湯河原町商工会・(一社)湯河原温泉観光協会・湯河原町温泉旅館協同組合
- 企画/運営
- ゆがわらハロウィン実行委員会/株式会社ONIGIRI+
【協力】
一般社団法人日本二輪車安全普及協会
トライアンフモーターサイクルズジャパン
ACE CAFE LONDON
株式会社ベベルギア
ROYAL ENFIELD
株式会社クレタ
【撮影協力】
TKR
門倉音響
パソコンレスキュー
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