FC2動画 アダルトに関しては、電磁的記録媒体陳列や公然わいせつ幇助の容疑で逮捕・送検されることはあったが、アダルトビデオの違法アップロードによる著作権法違反の書類送検は、全国で初のケースとなる。
警告に応じず、書類送検へ
同社では、自社が管理するコンテンツについて、継続的に違法アップロード対策に取り組んでおり、2014年12月に当該男性によって自社のコンテンツが無断でアップロードされていることを確認。ただちにFC2動画の配信サーバーのある米国カリフォルニア州の弁護士を通じて、FC2動画へ発信者情報開示請求を行い、該当者のIPアドレスを取得。その後、国内のISP(インターネットサービスプロバイダー)に同様の開示請求を行い、男性を特定し、警告と損害賠償の請求を行った。
しかし、男性は警告後も同社が権利を有する映像のアップロードを続け、賠償にも応じなかったため、男性がアップロードした複数の作品の中から、2014年1月20日にアップロードした『交わる体液、濃密セックス 春菜はな』の一部映像に関する証拠を収集し、山梨県警へ相談。県警での捜査により、著作権法違反として今回の書類送検につながったという。
あわせて同社は、男性に対して、違法アップロードに該当する映像の総再生回数「27,510回」に、正規コンテンツ価格を300円として算出した被害額、計814万5,000円を民事裁判にて損害請求していく方針だ。
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