VShojo

ゔぃしょーじょ

VShojoは、「VShojo Inc.」が運営するアメリカ初のVTuberエージェンシー。創業者はJustin IgnacioPhillip Fortunat。2020年に設立され、アメリカを中心に英語圏のVTuber市場を牽引したが、2025年に倒産手続きを開始し、事実上の活動終了を迎えた。

VShojo

概要

アメリカの企業「VShojo Inc.」が運営。2020年11月25日に発足を発表。

モーショングラフィックス系のYouTuber「MowtenDoo」としても活動するPhillip FortunatがCTO、ライブストリーミングプラットフォーム「Twitch」の創設メンバーでもあるJustin IgnacioがCEOをつとめる。

VShojoは、既存のVTuberタレントに対し自由度の高い契約を提示する「タレント主導型エージェンシー」として設立された。日本のVTuber事務所とは異なり、キャラクターやIPの所有権を原則としてタレントに帰属させる方針を取った点が特徴的であった。

設立当初から、人気ストリーマーやYouTuberとしてすでに実績のあるタレントを迎え入れ、TwitchやYouTubeなどの配信プラットフォームを主戦場とした活動を展開。特に北米市場におけるVTuber人気を拡大させた立役者とされる。

所属していた主なタレント(活動当時)

VShojo所属メンバー 左からZentreya、Silvervale、Ironmouse、Projekt Melody、Nyatasha Nyanners、Apricot(Froot)、Hime Hajime

Ironmouse(アイアンマウス):プエルトリコ出身のVTuber。免疫不全症(CVID)を患いながらも人気配信者として活動。チャリティ活動も積極的に行っていた。

Nyanners:かわいらしい声とミーム的センスで人気を博したVTuber。2023年にVShojoを脱退。

kson:元ホロライブ所属のVTuber。独立後、VShojo Japanの設立に関わり、日米VTuberの橋渡し役を担った。

Veibae、Silvervale、Zentreya、Projekt Melody、Haruka Karibu など、多数の英語圏タレントが在籍していた。

2021年1月にはNyatasha NyannersのYouTubeチャンネル登録者数が100万人突破した。

同年3月には、Kizuna AI(キズナアイ)初となる北米ツアー「Virtual US Tour」にNyatasha Nyannersが参加することも発表された。

破綻とその後

2025年、タレントからの度重なる脱退、寄付金未払い問題(Ironmouseが主導したチャリティの資金が未送金だったとされる)などが表面化。経営難が伝えられたのち、倒産手続きに入ることが明らかとなった。最終的に、全所属タレントが独立あるいは他事務所へと移籍し、VShojoは事実上解散した。

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