VTuberエージェンシー「VShojo」の所属タレントが次々に脱退を表明している。
現在までに、本体であるアメリカの「VShojo」所属タレントは8人中7名が脱退を宣言。
日本で設立された「VShojo Japan」についても、グループとして昨年デビューしたばかりのVShojo NOVAの4名を残し、全員が脱退を表明する状況となっている。
7月23日(金)13:30 追記:VShojo NOVAのメンバーである柚鳥ペケさん、暁月ホタルさん、ヘスティアハピネスさん、陵本なぎさんの4名も「VShojo」からの離脱を発表した。
アイアンマウスの告発──米「VShojo」所属タレントたちが脱退した経緯
VShojoを巡っては7月22日、同社所属の代表的配信者・アイアンマウスさんが、50万ドル(約7400万円)の寄付金の未払い金を告発し、そのまま独立を発表。
さらに「VShojo Japan」に所属する人気VTuberのksonさんも1年以上の報酬未払いがある旨を明かし、自身の配信内で脱退を表明した。
これらの動きと同タイミングで、所属タレントたちが次々と脱退を表明。
記事執筆現在、Apricot(Froot)さん以外がエージェンシーからの脱退をSNS上で宣言。ApricotさんもSNSアカウントや配信サイトのプロフィールから「VShojo」のクレジット記載を削除している状況となっている。
Projekt Melody「起こったことに打ちのめされている」
「VShojo」の設立当初から所属してきたProjekt Melodyさんは、脱退をXで報告。「起こったことに打ちのめされている」と、その心情を明かした。
KUROさんは、今回の告発の以前から脱退を予定していたことを説明。現在は契約終了を待つ段階だったとしている。
同じくHarukaさんも以前から脱退の準備を進めていたが、今回の出来事を受けて正式に脱退したと表明。
AmaLeeさんもXで独立を宣言。IPは自分で保持しており、自身のコンテンツに影響はないと説明した。
なお、アイアンマウスさんはVShojoからの脱退後、未払いとなっていたチャリティー団体/免疫不全財団への寄付金を改めて募る企画を実施。これにより、当初寄付する予定であった50万ドル(約7400万円)の募金を達成している。
「VShojo Japan」からもksonとHenyaが脱退
日本版「VShojo Japan」からは、ksonさん以外にもHenyaさんが脱退を発表。
配信では、「VShojo」運営から発送されていない周年グッズの問題についても言及。解決に向け、弁護士と共に対応中だと説明している。
「VShojo Japan」には、ksonさんとHenyaさんに加え、VShojo NOVAの4名が所属。VShojo NOVAの4名も、それぞれの“情報を整理している段階”である旨を説明している。
VTuber業界はじまって以来の衝撃──「VShojo」の公式アナウンスは未だなし
VTuber業界/シーンがはじまって以来のかつてない衝撃的な告発や大規模な脱退が続いているが、渦中の「VShojo」運営からの正式アナウンスは未だにない状況だ。
ただし、7月22日には、ksonさんの配信に「VShojo Japan」CEOの牧野耕志さんが登場。しかし、アメリカ本社の業務やファイナンスにはほとんど関わっていないことを明かし、ファンやksonさんが望むような情報については提供されなかった。
VShojo本体に何かがあった場合は「VShojo Japanも解体されるだろう」とした上で、それに向けた対応を行っていることを明かした。
現在までに、VShojoからの公式なアナウンスは発表されていない。

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