Spotify
すぽてぃふぁい
Spotifyとは、スウェーデン発の音楽ストリーミングサービス。楽曲数は4000万曲以上、会員数は世界で1億アカウント以上という世界最大級の音楽配信サービスである。
日本では2016年9月29日よりサービスを開始。iOS・Androidのスマートフォン、Windows・MacといったPC、PlayStation 3、PlayStation 4向けにアプリが提供される。なお、SkypeやWinny等で使用された「Peer to Peer(P2P)」という技術が採用されている。
日本での先行機能は、モバイル機器で利用できる「歌詞機能」。
Spotifyとは
Spotifyとは、スウェーデン発の音楽ストリーミングサービス。日本では2016年9月29日よりサービスを開始。
iOS・Androidのスマートフォン、Windows・MacといったPC、PlayStation 3、PlayStation 4向けにアプリが提供される。
なお、Skypeやファイル共有ソフト・Winny等で使用された「Peer to Peer(P2P)」という技術が採用されている。
Spotifyはすぐに利用できない?
登録後の公式サイトスクリーンショット
2016年9月29日11時現在では一般アカウントの登録はできず、公式Webサイトにも「日本でのサービス利用は現在準備中です!」との記載が。
2016年9月29日15時現在は会員登録はエントリー制となっており、招待コードが用意でき次第メールで案内が送られる。
楽曲数・会員数・日本での先行機能「歌詞機能」
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楽曲数
4000万曲以上 -
会員数
世界で1億アカウント以上 -
日本での先行機能
モバイル機器で利用できる歌詞機能
2つのプラン
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Spotify Free
無料で4,000万曲以上の音楽を楽しめる。広告表示あり。
iOS・Androidといったスマホ、タブレット、PCなどでストリーミング再生が利用でき、スマホはシャッフルモードで再生できる。タブレットとPCは30日ごとに15時間オンデマンド再生が可能。 -
Spotify Premium
音楽をダウンロード再生できる定額制プラン。
広告なしで320kbpsの高音質を楽しめ、楽曲のダウンロードも可能。オンデマンド再生にも対応している。
なお、30日間はフリーで試用できる。
Spotifyのビジネスモデル
Spotifyは、音楽の失われた価値を再生することを目指している。
音楽にお金を使わない消費者をSpotifyに取り込む
海賊行為を行う人々を(収益性が高くなる可能性を秘めた)Spotifyというプラットフォームに移行させた。音楽にお金を使いたがらない消費者の海賊行為を減少させ、Spotifyという合法的なサービスの利用を促したのだ。
フリープランよりも有料プランに価値があると思わせた
収益性が明らかに低いフォーマット(YouTube、その他の無料サービスや海賊行為)からストリーミングサービスへ移行させ、フリープランを使用する人に有料プランに移行したいと思わせたことが成功の要因だ。
音楽の価値の再構築
「1ユーザー当たりの価値が高くなり得るサービスの提供」「ユーザーを有料プランに移行させたこと」により音楽への消費総額を増加させ、失われた音楽の価値回復に向けて前進を見せたのだ。
なお、米国の音楽ファンが音楽に使う金額は平均25ドルだという。一方、Spotifyユーザーが音楽に使う金額は41ドル(全収入÷全ユーザー数)。単純に計算すれば、Spotifyユーザーは、Spotifyを利用しない音楽ユーザーよりも1.6倍価値があると言えるようになった。
Spotifyの売り上げ・利益
Spotifyは全サービスで発生した総収入の約70%近くを権利者にロイヤリティとして支払い、残りの約30%がSpotifyの収益になっている。
なお、権利者はレコード会社、音楽出版社、配信権を有するディストリビューター、ディストリビューターを介する独立系アーティストを指している。
ただし、Taylor Swiftに代表するような一部アーティストはフリープランでの配信に異を唱え、Spotifyから全曲を取り下げた。フリープランは立場によって是非が分かれるため、依然としてその活用が焦点に。
赤字と資金調達
Spotifyは、権利者への支払いにより赤字が続いており、収益化に苦戦している。
2014年には、13億ドル(約1450億円)の売上を計上したが、同時に2億ドル(約223億円)近い損失を報告している。
度重なる資金調達で補填を行ってはいるものの、このままの料金・サービスが持続するのかは定かでない状況だ。
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