
概要
“仮面優等生”の事情を持つ主人公2人の恋愛と成長、コンプレックスとの対峙、そして周りを固める個性豊かなキャラクター達の人間模様が描かれる作品。略称はカレカノ
テレビアニメ
テレビ東京系列 (TXN) にて、1998年10月2日から1999年3月26日まで放送された。全26話。制作はガイナックス。「新世紀エヴァンゲリオン」で一躍時の人となった庵野秀明監督の、「エヴァ」後初のテレビアニメ作品としても注目された。アイキャッチには、各話のストーリーを象徴するような四字熟語が表示されていた。
実写映像や劇メーションと呼ばれる一風変わった手法の使用など、様々な演出表現が用いられている。次回予告には宮沢月野役の渡邉由紀と宮沢花野役の山本麻里安を中心としたアフレコ現場の映像が使われるなど、本編以外も特徴的であった。ただし諸般の事情により庵野は1クールで監督降板となり(となっているが、漢字名でクレジットされないだけで実質継続していたらしい)、後半の展開にやや混乱が生じた。放送当時は原作の連載が終了しておらず、また終盤にはアニメ側のストーリー進行が原作側にほぼ追いついたという事情もあり、物語としては完結させずに最終話を迎えている。
オープニング曲のプロデュースは庵野と親交のあった藤井フミヤが担当。エンディングでは「夢の中へ」のカバーに合わせ、毎回異なる実写映像が流れた。また、劇中でも「インヴェンション第8番」「ゴルトベルク変奏曲-アリア」などのクラシックや、挿入歌に「S・O・S」のカバー、アバンタイトルに「正太郎マーチ」(鉄人28号)や「宇宙戦艦ヤマト」など、過去の著名曲が各所で使用されている。
ガイナックスがセル画からデジタル制作へ移行する過渡期に作られた作品でもある。
原作では一年生の夏休み明けにあたるタイミングでアニメ化発表がなされ、原作はその後しばらく休載した。連載再開時に原作の画風が変化していたこと(それまでの丸みを帯びた画風が相対的に直線的で清楚なものになっている)とアニメ化の関係、およびアニメ終盤の展開との関係が取りざたされたが、詳細は不詳である。放送期間中の原作では、やはりアニメ化との関連か「初号機」などの「エヴァ」ネタが登場したこともあった。
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