デジタルトレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ』の開発に携わる従業員たちが4月27日、労働組合「United Wizards of the Coast」を結成したと発表した。
同組合は、アメリカの大手労働組合であるCommunications Workers of America(CWA)に加入する形で結成。
現在、ハズブロ社および『マジック:ザ・ギャザリング』の権利を有するウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)社に対し、労働組合としての自主的な承認を求めている(外部リンク)。
United Wizards of the Coastのロゴ/画像はUnited Wizards of the Coast公式サイトより
レイオフからの保護やリモートワーク環境の維持を要求
海外メディア「Kotaku」の報道によると、今回の労働組合結成のきっかけとなったのは、過去にハズブロ社が実施した大規模なレイオフだという(外部リンク)。
今回従業員たちが加入したCWAは、民間/部門を合わせて約70万人の組合員を擁するアメリカ最大級の通信・メディア労働組合。
近年では、セガ・オブ・アメリカやアクティビジョン・ブリザード、ゼニマックスなど、ゲーム業界における労働組合結成を多数支援していることでも知られている。
4月27日に公開された声明では、レイオフに対する保護やリモートワーク環境の維持が争点にあげられている。また「生成AIの使用」に関しても明確なガイドラインの策定を要求している。
くわえて、強制的な残業を防ぐルールの制定や、職場における待遇及び労働環境の改善も求めている。さらに、昇進プロセスにおける透明性と公平性を向上させることも目標として掲げられた。
より良い製品開発のための労働組合結成
声明の中で組合側は、「短期的な利益追求型の意思決定はたしかに儲かるかもしれない」としつつも、「私たちはゲームを持続的に成長させることに注力したい」と明記している。
そして、目先の利益にとらわれるのではなく、WotC社の評判を高め続けるような関係性の構築と製品の開発を行っていくと宣言している。
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