アメリカの大手玩具メーカー・Hasbro(ハズブロ)社と映画製作会社のLegendary Entertainmentが、トレーディングカードゲーム『Magic:The Gathering(MTG、マジック:ザ・ギャザリング)』の実写化プロジェクトを進行していることが明らかになった。
アメリカのWebメディア・Varietyなど複数のメディアが報じている(外部リンク)。
報道によれば、映画化およびTVシリーズ化が進行中。長編映画が先行して制作されている。
ハズブロ映画部門責任者「刺激的で補完的なパートナーシップ」
Legendary Entertainment(レジェンダリー・エンターテインメント)は、『DUNE/デューン 砂の惑星』や『ゴジラvsコング』に加え、『名探偵ピカチュウ』や『マインクラフト/ザ・ムービー』などゲームの実写化作品も手がけてきた。
Varietyの報道では、ハズブロ社の映画部門責任者であるゼブ・フォアマンさんの発言として「世界で最も象徴的なブランドの一つと、強力で実績のある幹事とを結びつける、刺激的で補完的なパートナーシップ」との言葉を掲載している。
同じくLegendary Entertainmentのワールドワイドプロダクション責任者のメアリー・ペアレントさんは「唯一無二の愛されるIPを思慮深く管理していることに誇りを持っています」とコメントしている。
『MTG』実写化で10億ドル以上の売上を見込む
『MTG』は1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲーム。ハズブロ社は『MTG』を運営するWizards of the Coast(WotC)の親会社に当たる。
映画とTVシリーズの公開時期や監督などの詳細は明らかになっていないが、ハズブロ社は今回の実写化で10億ドル以上の売り上げを見込んでいるという。
『MTG』を巡っては、2024年9月にNetflixがアニメシリーズを制作していることを明らかに。Netflixによるアニメ化自体は2019年6月にも発表されており、現在は再始動して制作が進められている。
ハズブロとLegendary Entertainmentの実写化によって、“マジック:ザ・ギャザリングユニバース”とも呼ぶべき『MTG』のマルチメディア展開は、今後大きく拡大しそうだ。
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