電脳空間を表現したスペースで「攻殻機動隊」全シリーズにアクセス
「攻殻機動隊展」の会場入口には、「NODE(思考の結節点)」と題した巨大空間が出現。
作中で描かれる「電脳空間」のようなスペースでは、設置された端末を使ってアニメのお気に入りの場面を検索可能。それらはプロジェクションマッピングとして空間全体に投影される(『攻殻機動隊』公式グローバルサイトにアクセスした際に表示される演出に近いものを感じる)。
端末からアニメのシーンを検索できる
「NODE(思考の結節点)」
これは、アーティスティックディレクターである松山周平さんが手がけた「巨大電脳ネットワークビジュアライザー “Nerve Net”」。来場者は文字通り、作品を通じて電脳空間へと“ダイブ”する感覚を体験できる。
また、高さ15メートルの天井からは無数のケーブルが降り注ぎ、作品を象徴する名場面「有線接続」を立体的に表現。デザイナー/美術作家の寺山紀彦さんが制作した「“知の遺跡” “World Tree: Ghost and the Shell”」が存在感を放つ。
「攻殻機動隊」で描かれてきた電脳空間のよう
天井から垂れ下がる無数のケーブル
ほかにも、歴代監督が「Ghost」と「Shell」という概念、そして「攻殻機動隊」を語る撮り下ろしのインタビュー映像、ARグラスを使ってタチコマの解説を聞きながら巡る「電脳VISION」などを用意。
さらに、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で描かれたサイバーテロ事件・通称“笑い男事件”のハッキングを疑似体験できる鏡「笑い男になる鏡 "Laughing Man Mirror"」も見どころだ。
「笑い男になる鏡 "Laughing Man Mirror"」
こうした作品に関する資料や企画に加えて、アーティストとのコラボレーション作品も随所に展示。中でも、空山基さんが草薙素子をモデルに制作した彫像は必見。
原作者の士郎正宗さんと往復書簡を送り合うような間柄だったことから制作された作品で、メイン会場の隣に用意された空間で存在感を放っていた。
空山基さんによる「Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1」(2026年)©︎Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA ©︎Shirow Masamune / KODANSHA
ANREALAGE(アンリアレイジ)森永邦彦さんによる“光学迷彩”をモチーフにした作品「SCREEN」
アナログな制作資料と現代的なテクノロジーを用いながら、「攻殻機動隊」という作品世界に没入できる展覧会となっている。
©︎士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会





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