紙工作「カミロボ」で知られる造形作家・安居智博さんによる初個展「MAX PARADOX」が、東京・原宿のアートギャラリー・tHE GALLERY HARAJUKUで開催される。
会期は9月13日(土)~23日(火祝)。休廊日は16日(火)、17日(水)、22日(月)。初日には安居智博さん本人が在廊予定だ。
ダンボールや紙袋を魔改造するカミロボ作家・安居智博
安居智博さんは、100均グッズや身の回りにあるダンボール、紙袋、ペットボトルといった素材から、ロボットなどの立体作品を制作する造形作家/クリエイター。
自身のライフワークとして幼少期からつくり続けている紙工作「カミロボ」は、 美術教科書への掲載や海外での展覧会など、アートシーンで評価を受けている。
2022年には作品を制作する背景や着眼点、制作技術について解説を行う『100均グッズ改造ヒーロー大集合 切ってつないでトンデモ変身!』も刊行された。
「存在の気配」と「作品制作にかける時間」の関係に
今回の展覧会は、tHE GALLERY HARAJUKUを運営する編集者/フォトグラファー・米原康正さんが、Xで安居智博さんのサンポール容器でつくられたロボットを見た日に、思わず連絡し実現した(外部リンク)。
近年、安居智博さんは立体作品だけでなく油彩画の制作にも進出。開催にあたっての本人のアーティストステートメントによれば、「もっと奇抜でクールな神様に出会えないだろうか?」と試行錯誤を続ける中での生じた変化だという。
安居智博さん作品展「MAX PARADOX」情報/画像は安居智博公式Xから
安居智博さんはさらに、「『存在の気配』と『作品制作にかける時間』には密接な関係があるんじゃないかと思うようになり、ある時はザザッと即興で形にしたり、またある時は時間をかけてじっくり取り組んだりする事で自分自身と作品との『出会い方』の違いを探るようにもなりました」と最近の変化に言及。
初の個展となる「MAX PARADOX」では、そういった意識の変化を見てもらいたいと語っている。

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イベント情報
安居智博個展「MAX PARADOX」
- 会期
- 2025年9月13日(土)〜23日(火祝)
- 時間
- 11時〜19時
- 場所
- tHE GALLERY HARAJUKU
- 東京都渋谷区神宮前3丁目20-21 ベルウッド原宿1階C
- 休廊日
- 9月16日(火)、17日(水)、22日(月)
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