街を作り上げた、VRChat生まれのクリエイターたち
Tokyo Mood by BEAMSの制作を手がけたのは、「VRChat」を拠点に活動する映像制作スタジオ「カデシュ・プロジェクト」。
全編を「VRChat」で撮影した映像作品を制作しているほか、洋画のような世界観を舞台にしたロールプレイイベントも開催しています。
そして、ホロライブの3人が体験した「Tokyo Mood by BEAMS Horror Version」は、カデシュ・プロジェクトと、映像クリエイター/ホラークリエイターの中田らりるれろさんが制作。もともとは、2024年秋のハロウィンの時期に期間限定で公開されていたものでした。
このコンテンツの内容をもとに、カデシュ・プロジェクトと中田らりるれろさんは同年に短編映画『HERO-埼馬県警未詳事件対策課-』を制作。白上フブキさんの配信冒頭で挿入された映像が、本作のPVです。
そして2025年4月、『HERO-埼馬県警未詳事件対策課-』の内容を盛り込む形でアップデートされたのが、白上フブキさんたちが体験した復刻開催バージョンです。
カデシュ・プロジェクト代表に、配信の舞台裏を聞く
非常にユニークな組み合わせが実現した白上フブキさんの配信について、カデシュ・プロジェクト代表のだめがねさんにお話を伺いました。
まずは、前提となる「Tokyo Mood by BEAMS Horror Version」の復刻開催について復刻の理由をお聞きしました。
だめがね 理由は大きく分けて2つあります。まず、初回実施時に大変ご好評を頂いたのが1つ目の理由です。
マルチエンディング方式だったことも好評の要因と思われる/筆者撮影
だめがねさんによれば、2024年秋の開催時には、1ヶ月強で2万人を超える人がこのコンテンツをプレイしたとのこと。この好評を受けて『HERO-埼馬県警未詳事件対策課-』が制作されたのは、上記でご紹介した通り。
だめがね ありがたいことにこの映画も反響が大きく、映画の内容に『Tokyo Mood by BEAMS Horror Version』のゲーム内容を踏まえた部分があることから、復刻の要望が多かったというのが2つ目の理由です。
そして、この復刻開催の告知に、他ならぬ白上フブキさんが興味を持ち、配信の打診があったのだそう。
だめがね これまで弊スタジオのコンテンツは自信を持って送り出して参りましたが、それでもこれほど精力的に活動されている方の目に留まるとは思っておらず、嬉しさと同時に不安もありました。
なお、この配信はだめがねさん自身も、中田らりるれろさんといっしょに視聴したとのこと。その時の率直な感想は「ハラハラした」だそう。
ホラーコンテンツ後半はギミックがカギを握る/画像はYouTubeのスクリーンショット
だめがね ご来場いただいたお三方の盛り上げの手腕は疑うべくもないですが、とにかくゲームがきちんと動作するかが不安で……(笑) 結果的に、触れなくても進行できるフレーバーなども余すところなく堪能していただけて、制作チーム一同胸を撫でおろしておりました。

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