「小学生のなりたい職業」VTuberが4位に リアルのYouTuberを上回る

「小学生のなりたい職業」VTuberが4位に リアルのYouTuberを上回る
「小学生のなりたい職業」VTuberが4位に リアルのYouTuberを上回る

なりたい職業で上位となったVTuber/画像はイメージ

「大きくなったらVTuberになりたい」──今の小学校ではそんな言葉が交わされているのかもしれない。

ニフティ株式会社が1月27日、運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」で実施した「小中学生のなりたい職業に関するアンケート」の調査結果を公開した。

全体の93.9%の人がなりたい職業が「ある」と回答。なりたい職業では、小学生は「イラストレーター」、中学生は「学校の先生」が1位となった。

加えて、なりたい職業として「VTuber」の人気が拡大。前回2024年の調査では小中学生ともに上位だった「YouTuber」を上回った。

VTuber、小学生人気では一気にTOP5まで進出

ニフティによる調査では、小学生が95.4%、中学生では89.8%の子どもたちが「なりたい職業がある」と回答している。

質問「なりたい職業はある?」への回答の割合

そして、なりたい職業の上位5位に挙げられたのは、小学生では「イラストレーター」「歌い手」「学校の先生」「VTuber」「YouTuber」。中学生では「学校の先生」「薬剤師」「公務員」「ミュージシャン・音楽家」「声優」となった。

小学生と中学生のどちらにもTOP3までに「学校の先生」がランクインしており、人気の高さがうかがえる。

小学生のなりたい職業/画像はニフティキッズから

中学生のなりたい職業/画像はニフティキッズから

また、前回2024年の調査結果と1位の職業に変化はなかった一方、小中学生ともに割合では1%で下位だった「VTuber」が、2025年調査では大幅な伸びを見せた

小学生のなりたい職業として5.4%で4位にランクイン、中学生では2.6%になり10位に食い込んだ。

前回の調査期間(2024年1月9日~2月5日/回答者数:1931人)から、今回の調査期間(2024年11月12日~12月9日)である10ヶ月ほどの間に人気が急伸したことになる。この変動により、小中学生それぞれのランキングで「YouTuber」を抜いているのも印象的だ

理由は定かではないが、2024年は主にホロライブにじさんじの人気タレントが、地上波テレビ番組や大型音楽フェスへ出演して話題になった。

また、例年と同じく数十万人が視聴する大型配信イベントもたびたび行われている。

“親の職業”が“子どものなりたい職業”に大きく影響

回答者の小中学生がなりたい職業を選んだ理由としては、習い事や趣味など自分の好きなことを職業にしたら楽しそうだからといった回答が多かったという。

あるいは、「辛かったときに笑顔にしてくれた」や「人を助けたいから」など、誰かの役に立つ職業に就きたいと考える人も。実在する先生、アーティスト、声優などに「憧れているから」という意見も多くあった。

看護師や医者の親を持つ子どもたちは、親と同じ職業を志望する傾向が他の職業より高い

また、「子どもたちの将来なりたい職業」と「おうちの人の職業」を照らし合わせると、会社員の親を持つ子どもたちは54%が、「おうちの人と同じ会社員になりたい」と考えていることもわかっており、「親の影響」が大きいことも数字で示されている。

なお、会社員と公務員をのぞくと、医療関係の職業や学校の先生、建築家の親を持つ子どもたちは親と同じ職業を志望している割合が他の職業よりも高くなっている。

■調査概要

アンケート実施期間:2024年11月12日(火)~12月9日(月)
調査機関:自社調査
調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
有効回答数:2313件
調査方法:インターネット調査

【調査項目】
1.なりたい職業はある?
2.【なりたい職業がある人へ】どんな職業?一番なりたいものを選んでね!
3.【なりたい職業がある人へ】なりたいと思った理由やきっかけを教えて!
4.おうちの人の職業を知っている?
5.【知っている人へ】おうちの人の職業を教えて!(2つまで選択可)
6.将来、どんな大人になりたい?

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