NHKが11月13日、特集ドラマ『火星の女王』の制作を発表した。
直木賞作家の小川哲さんが原作、吉田玲子さんが脚本を担当。人類が火星移住を果たしている100年後の未来を描く科学的ヒューマンドラマとなる。
総合テレビにて、2025年に放送予定となっている。
SFからミステリまで幅広く手掛ける作家・小川哲
小川哲さんは、2015年に『ユートロニカのこちら側』でハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。
圧政下のカンボジアを生き抜く少年を描いた『ゲームの王国』では、山本周五郎賞と日本SF大賞を受賞。2022年刊行の『地図と拳』では、山田風太郎賞と直木賞を受賞した。
今回発表された『火星の女王』は、2025年夏に刊行予定のSF小説が原作となる。
突如現れた物体をめぐり、火星と地球の人々の欲望と希望が交錯する物語が描かれるという。
なお、タイトルの“火星の女王”については、イギリスBBCで放送の世界最長のSFドラマ『ドクター・フー』のサブタイトル「火星の女王」や、SF作家エドガー・ライス・バローズさんのデビュー作『火星のプリンセス』などに類似が見られる。
映画『きみの色』の脚本家・吉田玲子との強力タッグ
脚本を担当する吉田玲子さんは、これまで「おジャ魔女どれみ」シリーズや『猫の恩返し』など、主にアニメシリーズでの仕事が知られている人気脚本家。
近年では『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のシリーズ構成や、山田尚子監督のアニメ映画『きみの色』を手がけたことでも話題を呼んだ。
ドラマ『だめんず・うぉ〜か〜』や映画『ブルーピリオド』など、実写作品でも活躍している。小川哲さんとの強力なタッグに期待がかかる。
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