アニメーション監督 山田尚子は悩み続ける
──劇中では「ニーバーの祈り」(※)が重要なフレーズとして登場しますが、これはミッションスクールが舞台となると決まった後から出てきたアイデアだったのでしょうか?
山田尚子 ミッションスクールを舞台にすることが先に決まって、「ニーバーの祈り」は吉田玲子さんにシナリオを書いてもらった時に初めて出てきました。
吉田さんがこれを支柱にして脚本を書いたのなら、「これに対して山田尚子はどう考えるのか?」みたいなでっかい宿題をもらったような感覚でしたね。
※ニーバーの祈り:アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーが作者とされる祈りの言葉の通称。劇中では「変えることのできないものについて、それを受け入れるだけの心の平穏をお与えください」の一節が繰り返し登場する。
──劇中に登場した最初の文章は広く知られていますが、「ニーバーの祈り」にはもっと続きもあります。特に、その後に続く「この...
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