ツインエンジン、新アニメスタジオ「NAGOMI」設立 メンバーはスタジオKAI出身

ツインエンジン、新アニメスタジオ「NAGOMI」設立 メンバーはスタジオKAI出身
ツインエンジン、新アニメスタジオ「NAGOMI」設立 メンバーはスタジオKAI出身

ツインエンジンが設立を発表した新アニメスタジオ・NAGOMI(ナゴミ)

『地獄楽』『ペンギン・ハイウェイ』などのアニメの企画制作会社・ツインエンジンは1月29日、新たなアニメスタジオ・株式会社NAGOMI(ナゴミ)の設立を発表した。

代表取締役にはプロデューサーの金子文雄さん、取締役には共にアニメーターの藤本さとるさんと今西亨さんが就任。3人とも『ウマ娘 プリティーダービー』で知られるスタジオKAI出身だ。

スタジオコロリドやジェノスタジオなどが所属するツインエンジングループにとって、NAGOMIは15社目のアニメスタジオとなる。

スタジオKAI出身者によって設立されたNAGOMI

NAGOMIは、長年アニメ業界で制作プロデューサーをつとめてきた金子文雄さんを中心に、同じ志を持つクリエイターが集まり発足したアニメスタジオ。

中心メンバーである3人とも、スタジオKAIを経てNAGOMIを設立。それぞれ『ウマ娘 プリティーダービー』『スーパーカブ』『風都探偵』などに携わってきた。

NAGOMIの発足メンバー/画像は公式サイトより

今後はツインエンジングループの他スタジオと連携しての作品制作をはじめ、将来的にはオリジナルIPの開発やライセンスビジネスなど幅広く手がけていくという。

株式会社NAGOMI 代表取締役・金子文雄さんコメント
「とあるひとりの人生を変える」「自ら創り、自ら届ける」ツインエンジンEOTAのビジョンに共感して私たちは集まりました。
「私もアニメーターになりたい」「私も監督になりたい」「私もこんな感動する作品が作りたい」そんなことを思ったキッカケの作品が誰にもきっとある。
あの頃の私たちがそうであった様に、見てくださった人の人生に影響を与えられるような作品を作りたい。
そんな楽しい事をしてみたくてNAGOMIは始動しました。
私たちNAGOMIは、所属する全てのスタッフそれぞれが輝ける場所を提供します。
自分たちが輝いてこそ、思いを伝え、届け、見た人の人生を変えることができる。
そして、ひとりひとりの和を広めていく、それが“NAGOMI”です。

ツインエンジン、創業10年でグループスタジオが15社に

NAGOMIの設立で自社グループスタジオが15社となったツインエンジンは、フジテレビのアニメ枠「ノイタミナ」を長年率いた山本幸治さんが2014年に設立。

アニメ企画の立案、オリジナルIPの開発、宣伝戦略やビジネススキームの構築を行うほか、スタジオコロリドやジェノスタジオ、スタジオカフカなど、グループ内に複数のスタジオを有しているのも特徴だ。

ツインエンジングループ

『モノノ怪』『ガッチャマン クラウズ』の中村健治監督、『雨を告げる漂流団地』の石田祐康監督、『呪術廻戦』などTVアニメのOP映像でも存在感を発揮する山下清悟監督ら、注目のアニメクリエイターも所属している。

Netflixをはじめとした動画配信サービスとタッグを組んで、世界を視野にアニメビジネスの全工程を自社グループで展開するツインエンジン。創業10年という節目の新スタジオ設立によって、同社のビジネスは一層加速しそうだ。

株式会社ツインエンジン 代表取締役・山本幸治さんコメント
ツインエンジンの創業10年となる節目の年に、力強い仲間たちが加わってくれたことに喜びと頼もしさを感じております。
この先、キチンとものづくりをして行くことが簡単ではなくなっていく時代に、我々は新スタジオNAGOMIと共に丁寧な作品作りと発信を続け、信頼を得られるよう精進して参ります。

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