配信コミュニティサイト・Twitchが、韓国でのサービスを2024年2月27日(火)をもって終了することを公式ブログで発表した。
Twitch運営は今回の判断について、「韓国でのTwitchの運営コストが極めて高額になってしまったこと」が原因と説明。韓国のネットワーク料金は他の国に比べて約10倍も高額であり、それがサービス終了に繋がったとしている。
以降、韓国の視聴者はTwitchの有料アイテムを購入できなくなり、ストリーマーはTwitchを通じて収益を得ることができなくなる。
日本ではSHAKAさんやSPYGEAさんなどの人気ストリーマーや、VTuberなども配信活動の拠点として利用している。
Twitchは2022年9月に、韓国での配信の最大画質を通常の1080Pから720Pに制限することを発表。2022年12月にも、配信アーカイブの利用を韓国で制限し、コストを削減してきた。
Twitch運営は「今回の事態が特殊なものである」と明言。韓国のTwitchストリーマーが、韓国内の他のライブ配信サービスに移行できるようサポートしていくとした。
KDDIの調査(外部リンク)によると、本件を機に、インターネットサービスプロバイダへのネットワーク利用料の支払いを法的に義務づける「電気通信事業法改正案」が韓国の国会へ提出。
しかし、2022年9月にTwitchの画質制限発表すると、徴収への批判が集まり、関連法案の処理は一旦保留された。
2023年にも政府主導で「電気通信事業法改正案」の議論は続いているが、KDDI総合研究所シンクタンク部門のキム ダジョンさんは「使用料の徴収はより難しくなる見込み」と分析している。
Twitch運営は今回の判断について、「韓国でのTwitchの運営コストが極めて高額になってしまったこと」が原因と説明。韓国のネットワーク料金は他の国に比べて約10倍も高額であり、それがサービス終了に繋がったとしている。
以降、韓国の視聴者はTwitchの有料アイテムを購入できなくなり、ストリーマーはTwitchを通じて収益を得ることができなくなる。
Twitchは高騰するネットワーク料金が原因と説明
Twitchは、ゲーム実況などを中心とした米国発の配信サービス。運営会社CCOのローラ・リーさんによれば、全世界で毎月約700万人のストリーマー(配信者)が配信しており、1日のサイト訪問者数は平均約3500万人超(外部リンク)。日本ではSHAKAさんやSPYGEAさんなどの人気ストリーマーや、VTuberなども配信活動の拠点として利用している。
Twitchは2022年9月に、韓国での配信の最大画質を通常の1080Pから720Pに制限することを発表。2022年12月にも、配信アーカイブの利用を韓国で制限し、コストを削減してきた。
Twitch運営は「今回の事態が特殊なものである」と明言。韓国のTwitchストリーマーが、韓国内の他のライブ配信サービスに移行できるようサポートしていくとした。
コンテンツ事業者に負担を求める韓国の「ネットワーク使用料法」
韓国では2020年4月、Netflixと通信事業者であるSKブロードバンドの間で約26億円とも推計される「ネットワーク使用料」の支払いを巡って訴訟に発展。1審でNetflixが敗訴したことが話題となった。KDDIの調査(外部リンク)によると、本件を機に、インターネットサービスプロバイダへのネットワーク利用料の支払いを法的に義務づける「電気通信事業法改正案」が韓国の国会へ提出。
しかし、2022年9月にTwitchの画質制限発表すると、徴収への批判が集まり、関連法案の処理は一旦保留された。
2023年にも政府主導で「電気通信事業法改正案」の議論は続いているが、KDDI総合研究所シンクタンク部門のキム ダジョンさんは「使用料の徴収はより難しくなる見込み」と分析している。
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