モバイル・IT分野のマーケティングリサーチを行うMMDLabo株式会社が運営するMMD研究所が、対話型AI・ChatGPTに関する調査結果を公開した。
調査は、OpenAIのChatGPT、MicrosoftのBing AI、株式会社piconのLINE AIチャットくんの3つの対話型AIサービスについて、15歳~69歳の男女5000人を対象に実施された。
各対話型AIサービスを1ヶ月以内に利用した人で「ほぼ毎日」利用している割合は、ChatGPTが23.7%、BING AIが40.6%、LINE AIチャットくんが37.2%と、いずれもChatGPTが最多となった。
なお、ChatGPTの仕事での利用目的は「情報収集」「アイディアだし」「文章・動画の要約」の3つが上位に。
その上で、対話型AIサービスを職場で使用するための「何らかのルールがある」のは6割となった。
これら対話型AIサービスを利用したことがあると回答した人を対象に、サービスを利用する目的を聞いたところ(複数回答可)、「仕事に役立てるために利用」と回答したのはChatGPT(n=500)が30.8%、Bing AI(n=303)が40.6%、LINE AIチャットくん(n=291)が37.1%となった。
次いで「アイディアだしをしているとき」が30.5%、「文章や動画の内容を要約して確認したいとき」が24.7%となった。 シーン別に期待した回答が得られたかを聞いたところ、「期待を上回る回答を得ることが多い」と「期待をやや上回る回答を得ることが多い」を合わせると、「文章や動画の内容を要約して確認したいとき(n=38)」が92.1%で最多。
「外国語の文章を翻訳したいとき(n=33)」が87.9%、「電子メールを作成するとき(日本語以外)(n=24)」が79.2%で続いている。
「利用におけるルールはあるが、基本的には利用できる」が34.2%、「利用におけるルールがあり、基本的には利用ができない」が26.7%で、両者を合計した60.9%は、何らかのルールがあることがわかった。
※小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合あり
調査は、OpenAIのChatGPT、MicrosoftのBing AI、株式会社piconのLINE AIチャットくんの3つの対話型AIサービスについて、15歳~69歳の男女5000人を対象に実施された。
目次
対話型AIの利用「ChatGPT」が最多
対話型AIサービスの利用経験は、ChatGPTが10.0%、Bing AIが6.1%、LINE AIチャットくんは5.8%。各対話型AIサービスを1ヶ月以内に利用した人で「ほぼ毎日」利用している割合は、ChatGPTが23.7%、BING AIが40.6%、LINE AIチャットくんが37.2%と、いずれもChatGPTが最多となった。
なお、ChatGPTの仕事での利用目的は「情報収集」「アイディアだし」「文章・動画の要約」の3つが上位に。
その上で、対話型AIサービスを職場で使用するための「何らかのルールがある」のは6割となった。
ChatGPT、Bing AI、AIチャットくんの利用経験は?
対話型AIサービスの「1ヶ月以内に利用した」「過去利用したことがある(1ヶ月以内には利用していない)」を合わせた利用経験の割合は、ChatGPTが10.0%、Bing AIが6.1%、LINE AIチャットくんは5.8%。 ChatGPTの利用経験率が高い職業は、「会社勤務-管理職(n=239)」の利用経験の割合が23.0%と最も多く、次いで「会社経営-経営者・役員(n=80)」が22.5%、「学生(n=401)」が18.2%となった。ChatGPT、Bing AI、AIチャットくんの利用頻度は?
各対話型AIサービスを1ヶ月以内に利用した人で「ほぼ毎日」利用している割合は、ChatGPT(n=405)が23.7%、Bing AI(n=219)が40.6%、LINE AIチャットくん(n=183)が37.2%。これら対話型AIサービスを利用したことがあると回答した人を対象に、サービスを利用する目的を聞いたところ(複数回答可)、「仕事に役立てるために利用」と回答したのはChatGPT(n=500)が30.8%、Bing AI(n=303)が40.6%、LINE AIチャットくん(n=291)が37.1%となった。
ChatGPTで期待を超える回答が返ってくるのは?
続いて、ChatGPTを仕事に役立てるために利用していると回答した154人を対象に、仕事のどのようなシーンで利用しているかを聞いたところ(複数回答可)、「情報収集をするとき」が34.4%で最多。次いで「アイディアだしをしているとき」が30.5%、「文章や動画の内容を要約して確認したいとき」が24.7%となった。 シーン別に期待した回答が得られたかを聞いたところ、「期待を上回る回答を得ることが多い」と「期待をやや上回る回答を得ることが多い」を合わせると、「文章や動画の内容を要約して確認したいとき(n=38)」が92.1%で最多。
「外国語の文章を翻訳したいとき(n=33)」が87.9%、「電子メールを作成するとき(日本語以外)(n=24)」が79.2%で続いている。
職場における対話型AIサービスのルールの有無は?
対話型AIサービスの内容を知っており、会社勤めをしている人363人を対象に、職場には対話型AIサービスの仕事上での利用に関するルールがあるかを聞いた結果は以下の通り。「利用におけるルールはあるが、基本的には利用できる」が34.2%、「利用におけるルールがあり、基本的には利用ができない」が26.7%で、両者を合計した60.9%は、何らかのルールがあることがわかった。
※小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合あり
【調査概要】
調査期間:2023年5月8日~5月10日
有効回答:5000人 ※人口構成比に合わせて回収
調査方法:インターネット調査
調査対象:15歳~69歳の男女
設問数:13問
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