中国の動画配信プラットフォーム・iQIYIは10日、田中芳樹さんのSF作品『銀河英雄伝説』の映像作品の配信を発表した。
中国メディアによれば、これはiQIYIの年次カンファレンス「2023爱奇艺世界」にて発表されたもの。
微博(Weibo)にあるiQIYIの公式アカウントにも、「传奇双子星,驰骋宇宙。悲悯与奇谋,三权分立。我们的征途是星辰大海✨(宇宙を駆ける伝説の双星。慈悲と陰謀、権力分立。私たちの旅は星の海)」との告知が投稿されている。
一方、この発表を受けた田中芳樹さんのマネジメントを担当する有限会社らいとすたっふ・田中芳樹事務所代表である安達裕章さんはTwitterで「これ、私も初耳なんですよ。どこからも連絡来てないしなぁ……。」と困惑を表明している。
実際、2017年には公式から「三部作とのことで、2020年に第1作が公開される予定」と発表もされていた。
安達裕章さんは実写化の権利を引き継いだ会社があることまでは確認しており、今回の映像化がその会社によるものかと推測しているが、実写化の連絡は受けていないとのこと。
また安達裕章さんは『銀河英雄伝説』のファンに向けて、「ひとまず冷静に様子を見て頂くようお願いします」とも投稿している。
中国メディアの報道によれば今回の映像化は、SF作家・劉慈欣(リュウ・ジキン)さんの『三体』の実写化を手掛けた「灵河文化」というプロダクションが制作。
Weiboに掲載されたメインビジュアルの最下部にも「灵河文化」のロゴが確認できる。このことから、今回の映像化も実写であると考えられる。
脚本も同じく『三体』の脚本を担当した田良良さんが担当。『銀河英雄伝説』のどこを映像化するかまでは不明だが、「宇宙を駆ける伝説の双星」との文言からは、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの二人のことが想起される。
宇宙空間に進出し、「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の二国にわかれた数千年先の未来の銀河が舞台。
戦争の天才と謳われるラインハルト・フォン・ローエングラム、そして黒髪の魔術師と呼ばれるヤン・ウェンリーという戦場に現れた2人の天才を中心に繰り返される激闘を鮮やかに描いていく。
1988年には、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『メガゾーン23』の石黒昇監督によって、OVA110話、外伝52話、さらに劇場公開作品3本というボリュームでアニメシリーズが展開。2022年には原作刊行40周年記念として4Kリマスターが施され、劇場公開されている。『銀河英雄伝説 4Kリマスター』 2作品共通/劇場予告
2015年には『封神演義』の藤崎竜さんが漫画化。2018年にも新たにProduction I.Gによって『銀河英雄伝説 Die Neue These』として再びTVアニメ化されるなど、様々な年代に支持されるSF作品となっている。
中国メディアによれば、これはiQIYIの年次カンファレンス「2023爱奇艺世界」にて発表されたもの。
微博(Weibo)にあるiQIYIの公式アカウントにも、「传奇双子星,驰骋宇宙。悲悯与奇谋,三权分立。我们的征途是星辰大海✨(宇宙を駆ける伝説の双星。慈悲と陰謀、権力分立。私たちの旅は星の海)」との告知が投稿されている。
一方、この発表を受けた田中芳樹さんのマネジメントを担当する有限会社らいとすたっふ・田中芳樹事務所代表である安達裕章さんはTwitterで「これ、私も初耳なんですよ。どこからも連絡来てないしなぁ……。」と困惑を表明している。
マネジメント代表には映像化の「連絡来てない」
安達裕章さんによれば、『銀河英雄伝説』については以前に実写化契約を締結。しかし契約の相手方である会社はなくなってしまったのだという。実際、2017年には公式から「三部作とのことで、2020年に第1作が公開される予定」と発表もされていた。
安達裕章さんは実写化の権利を引き継いだ会社があることまでは確認しており、今回の映像化がその会社によるものかと推測しているが、実写化の連絡は受けていないとのこと。
また安達裕章さんは『銀河英雄伝説』のファンに向けて、「ひとまず冷静に様子を見て頂くようお願いします」とも投稿している。
これ、私も初耳なんですよ。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) May 11, 2023
どこからも連絡来てないしなぁ……。 https://t.co/7Qm65X62uh
中国で実写化される『銀河英雄伝説』
iQIYIのカンファレンスでは270近い作品のリストが公開。その中に『銀河英雄伝説』の映像作品も含まれていた。中国メディアの報道によれば今回の映像化は、SF作家・劉慈欣(リュウ・ジキン)さんの『三体』の実写化を手掛けた「灵河文化」というプロダクションが制作。
Weiboに掲載されたメインビジュアルの最下部にも「灵河文化」のロゴが確認できる。このことから、今回の映像化も実写であると考えられる。
脚本も同じく『三体』の脚本を担当した田良良さんが担当。『銀河英雄伝説』のどこを映像化するかまでは不明だが、「宇宙を駆ける伝説の双星」との文言からは、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの二人のことが想起される。
原作・アニメともに人を惹きつける『銀河英雄伝説』
『銀河英雄伝説』は、『アルスラーン戦記』や『創竜伝』などでも知られる作家・田中芳樹さんのSF作品。1982年に第1巻が刊行されて以来、累計1500万部を超える人気作だ。宇宙空間に進出し、「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の二国にわかれた数千年先の未来の銀河が舞台。
戦争の天才と謳われるラインハルト・フォン・ローエングラム、そして黒髪の魔術師と呼ばれるヤン・ウェンリーという戦場に現れた2人の天才を中心に繰り返される激闘を鮮やかに描いていく。
1988年には、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『メガゾーン23』の石黒昇監督によって、OVA110話、外伝52話、さらに劇場公開作品3本というボリュームでアニメシリーズが展開。2022年には原作刊行40周年記念として4Kリマスターが施され、劇場公開されている。
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