カンザキイオリと花譜が迎えたクライマックス「KAMITSUBAKI FES」DAY2レポート

カンザキイオリと花譜が迎えたクライマックス「KAMITSUBAKI FES」DAY2レポート
カンザキイオリと花譜が迎えたクライマックス「KAMITSUBAKI FES」DAY2レポート
クリエイティブレーベル・KAMITSUBAKI STUDIOが、「KAMITSUBAKI FES '23」を3月30日・31日にわたって東京・豊洲PITで開催。今回は「カオスのひ」と題されたDAY2の模様をレポートする。

KAMITSUBAKI STUDIOは、プロデューサーのPIEDPIPERさんが、バーチャルシンガー・花譜さんとボカロP・カンザキイオリさんの才能に出会ったことをきっかけに誕生した。 レーベルにとって初のフェス。その2日目は、メインアクトとしてカンザキイオリさん、Guianoさん、大沼パセリさん、ボーカル・EMAさんとコンポーザー・Misumiさんによるユニット・DUSTCELLが出演。

さらに、オープニングアクトを担当した梓川さんをはじめ、姉妹レーベル・SINSEKAI STUDIOからバーチャルガールズグループ・VALIS、バーチャルシンガー・存流さんと明透さんによるユニット・Albemuth、そしてシンガーソングライター・跳亜さんも参加した。

KAMITSUBAKI STUDIOの新体制図

そしてエンドロールが流れた後には、2つのレーベルが統合し、新体制「KAMITSUBAKI LABEL」として生まれ変わるという衝撃的な発表も。大きな変革を迎えたレーベルとしての価値を、証明するために用意された一夜だったと言えるだろう。
【写真35点】神椿と深脊界、驚きのコラボが連続した2日目の様子 取材・文:小町碧音 編集:恩田雄多 写真:小林弘輔

目次

梓川がボルテージを加速度的に引き上げる

梓川さん

オープニングアクトは梓川さん。「行くぞー!」と声を上げ、「今さらサレンダー」をポップなサウンドの中に憂愁の色が浮かぶように歌う。あふれだす躍動感。

客席の声を引き上げた「告赤」と、光っているのは柔軟性のあるパフォーマンスだ。軽快なステップが新たな扉を切り拓いていくよう。

開幕に相応しい歌をステージに残した後は、第一部へ突入。両手を上げながらステージに姿を現した大沼パセリさんは、「こんばんはー!盛り上がっていこうぜ!」と梓川さんが生み出した熱をキープしながら、切ない恋が舞う「MAGIC」へつなぐ。

浮遊感のある声色で観客を引き込む大沼パセリ

大沼パセリさん

梓川さんのシックな声色とは対称的な、浮遊感のある声色をステージいっぱいに響かせる。放つ可愛らしいオーラに観客の気分が高揚しているのが伝わってくる。

まだ、2人目だというのに、すでに深い夜に吸い込まれていくような世界を巧みにつくり出した。

ボカロPで知られた大沼パセリさんのシンガーとしての才能と、愛されるキャラクター性を魅せる場を提供した、KAMITSUBAKI STUDIOの懐の深さに思わず感謝したくなる。 DELETE」を終えると、突然DUSTCELLのEMAさんが登場。始まったのは「Twig with EMA(DUSTCELL)」。可愛いらしさを強調したふたりのレアな共演だ。

「盛り上がっていますか? こんな素敵なイベントに出演することができて幸せです」と伝えた大沼パセリさんは「新曲やるね」と告げると、「Gifted」を披露。最後まで観客の心を癒す空間だった。

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