e-SportsチームFENNEL、誹謗中傷は「厳格に対処」損害賠償、情報開示請求も

e-SportsチームFENNEL、誹謗中傷は「厳格に対処」損害賠償、情報開示請求も
e-SportsチームFENNEL、誹謗中傷は「厳格に対処」損害賠償、情報開示請求も

プロe-Sportsチーム・FENNELのロゴ

プロe-Sportsチーム・FENNELを運営する株式会社Fennelが、公式サイトで所属メンバーに対する誹謗中傷等への対応について声明を発表した。

誹謗中傷に該当する行為を発見次第、顧問弁護士と相談の上、発信者の情報の開示請求、及び損害賠償請求などの法的手段を検討。厳格に対処するとしている。

「加害者となる発信者に対して厳格に対処して参ります」

同社は発表で、「近頃、Twitter等のSNSや、YouTubeコメント、インターネット上の掲示板等において、弊社所属のメンバーに対して侮辱的で名誉を傷つける発言、執拗なメッセージの送信、殺害予告などが行われていることが確認されています」と説明。

そうした誹謗中傷行為について「弊社所属のメンバーを傷つけ、弊社メンバーおよび弊社の営業権を侵害するものですので、これらの行為をお控えいただくようお願い申し上げます」と呼びかけた。

なお、行為を発見した場合は顧問弁護士と相談の上、名誉棄損や業務妨害などの犯罪行為や違法行為に該当すると判断されるケースについては、「弊社メンバーの保護を最優先」に対応。

「発信者情報の開示請求(情報発信者の住所・氏名・登録されている電話番号等の開示をプロバイダに要求する手続き)を含め、損害賠償請求などの適切な法的手段を検討し、加害者となる発信者に対して厳格に対処して参ります」と報告した(外部リンク)。

ゲーム、そして音楽・ファッション事業も展開するFENNEL

FENNELは、音楽事業やファッション事業を展開するなど、ゲーム以外の活動も積極的に行っている株式会社Fennelが運営するプロe-Sportsチーム。

横浜にある日本最大規模のゲーミングベースを拠点にしており、FPSの人気タイトル『Apex Legends』や『VALORANT』など9部門に約60名の選手が所属。2022年9月にはラッパー・OZworldさんも加入した。 数々の国内・国際大会で優勝しており、2022年には『VALORANT』の女子部門が世界ベスト8入り。2023年4月に開催される『Identity V 第五人格』世界大会への出場も先週決まったばかりだ。

ZETA DIVISIONは法的措置を講じたと発表

声明を発表した株式会社Fennelに限らず、e-Sportsチームや所属メンバーへの誹謗中傷問題は近年増加傾向にある。

2022年4月にはプロゲーミングチーム・ZETA DIVISIONが誹謗中傷に対処していくと発表し、2023年1月には法的措置を講じたと公表した。 また、同じくインターネットとの親和性が高いYouTuber、バーチャルYouTuber(VTuber)への誹謗中傷も大きな問題となっており、それが一因となって表舞台から姿を消したタレントも1人や2人ではない。

UUUMカバーANYCOLORなど、シーンを代表するタレントを擁する各社も対応に取り組んでおり、法的措置を取ったと公表するケースも増えている。

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他人事ではない誹謗中傷問題

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