ANYCOLORとカバー、VTuberの誹謗中傷対策で連携 まとめサイト運営者とも示談

ANYCOLORとカバー、VTuberの誹謗中傷対策で連携 まとめサイト運営者とも示談
ANYCOLORとカバー、VTuberの誹謗中傷対策で連携 まとめサイト運営者とも示談

誹謗中傷行為への連携体制を構築するANYCOLORとカバー

バーチャルライバーグループ・にじさんじを運営するANYCOLORと、VTuber事務所・ホロライブプロダクション運営のカバーは、誹謗中傷行為に対して両社間で連携体制を構築すると発表した。

今後、所属するタレントへの名誉毀損、プライバシー侵害、殺害予告・ストーカーなどの行為に対して、対策を講じるためのノウハウの共有や法的措置、警察諸機関との連携などで、協力体制を敷く。

両社の共同声明文によると、すでに10月から11月にかけて、タレントの名誉または信用を貶める情報を掲載していると判断した一部の「まとめサイト」運営者に対し、両社連携の上で交渉を実施。

最終的に、所属タレントの「権利侵害および誹謗中傷等の助長行為を一切行ってはならない旨の一定の条件を付す形で」示談書の締結に至っているという。

「誹謗中傷行為等の根絶に向けて邁進」

ANYCOLORとカバー。VTuberシーンを牽引する大手2社が、誹謗中傷行為の根絶に向けて手を取り合う。

共同声明文(外部リンク)では冒頭、「所属バーチャルライバー/所属タレントの名誉又は信用を徒に貶め、VTuber活動を不当に妨害する意図をもった誹謗中傷行為等が存在する」と、所属タレントを取り巻く状況を改めて報告。

こうした誹謗中傷行為は、ネットの掲示板やSNSで匿名のもと気軽に行われている一方で、所属タレントの心を傷つけ「活動が困難な状態に陥らせ、ひいては彼ら/彼女らの人生をも狂わせてしまうことがございます」と説明した。

両社はこれまでにも、タレントを誹謗中傷から守り、ファンが安心してコンテンツを楽しめるよう、対策チームの設置をはじめ、啓蒙活動や対策を講じてきた。

今後は、対策の実行にあたって「状況や事案に応じて両社で手を取り合い、誹謗中傷行為等の根絶に向けて邁進していく所存」と宣言した。

卒業のアクシア・クローネ、活動休止の理由には誹謗中傷

VTuberへの誹謗中傷を巡っては12月1日、にじさんじに所属するアクシア・クローネさんが11月30日で同グループを卒業していたことが明らかに。

理由については「自分のやりたいことと会社の方向性が合わず継続して活動することが困難だと感じたため」と説明。

一方で、アクシア・クローネさんは8月から活動を休止しており、その理由としては、SNSなどでの誹謗中傷や虚偽情報の流布、また自身が関わった他のVTuberに対する迷惑行為の悪化と説明していた

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VTuberと誹謗中傷問題

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