Slack用「ChatGPT」アプリがβリリース 社内会話を要約、話題にすぐ追いつける

Slack用「ChatGPT」アプリがβリリース 社内会話を要約、話題にすぐ追いつける
Slack用「ChatGPT」アプリがβリリース 社内会話を要約、話題にすぐ追いつける

Slack×ChatGPT/画像はSalesforceの公式サイトより

人工知能(AI)チャットボット・ChatGPTを開発するOpenAI社と、チームコミュニケーションツール・Slackを開発するSalesforce社が、Slack用ChatGPTアプリをβ版としてリリースした。

社内の関連知識や会話を要約してサーチできるようになるほか、調査ツールとしての利用、執筆支援・下書き作成といった用途が期待されている。

社会現象化するAI「ChatGPT」

ChatGPTは、人工知能研究所・OpenAIが開発するチャットボット。

自然な対話や自然言語処理タスクの利用に優れており、質問に対して答えるだけでなく、Wikipedia風の記事を作成したり、要約したり、メールを作成したり、シナリオやプログラミングのコードを生成したりすることも可能になっている。

現在、国内でもユーザーの手によって様々なChatGPT(OpenAIが開発した他の自然言語処理モデルのAPIを使用しているものも含む)の活用方法が考案されている。

スイスの金融機関・UBSの調査によると、2023年1月の月間アクティブユーザー数が1億人を突破したとも推計され、2月には月額定額制プラン「ChatGPT Plus」の提供が開始。今最も注目を浴びるWeb/AIサービスの一つとなっている。

Slack用のChatGPTアプリでできること

Salesforce社は、Slack用ChatGPTアプリで可能になることは下記の通りに説明している。

チャンネルやスレッドをより速く理解する:
AIを活用した会話の要約により、ユーザーは何が起こっているのかをすばやく把握できます。

プロジェクトやトピックに関する答えを即座に見つける:
AIを活用した調査ツールを使用すると、ベスト プラクティスの調査や新しいアカウントの開拓など、ユーザーはSlackからすぐに専門知識を学び、構築することができます。

数秒でメッセージの下書きを作成して、顧客やチームとコミュニケーションを取ることができる:
AIを利用した作成支援により、ユーザーは返信、ステータスの更新、会議メモの作成に費やす時間を減らし、計画を実行するためにより多くの時間を費やすことができます。 Introducing the ChatGPT App for Slackより翻訳(外部リンク

なお、現在はβテストに参加するためには順番待ちリストにあらかじめ登録しておく必要がある。
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