アメリカの人工知能研究所・OpenAIが、チャットAIボット「ChatGPT」のAPI提供を開始。外部の開発者がAPIを使用して、「ChatGPT」の言語モデルにアクセスできるようになった。
使用にかかる料金は1000トークン(OpenAIによれば英語で約750単語に相当)あたり0.002ドル(外部リンク)。既存のGPT-3.5モデルに比べて10分の1に抑えたとしている。
OpenAIは、今後も「ChatGPT」モデルの改良を行っていくと宣言しており、今回のバージョンは少なくとも米時間6月1日(木)まではサポートされ、4月には新バージョンに更新される(なお、本APIを使用する開発者は、過去のモデルのバージョンを選択することもできる)。
さらに、モデルの特定のバージョンとシステムのパフォーマンスを制御したいユーザーに向け、専用インスタンスの提供も発表された。OpenAIは、1日あたり4億5000万トークン以上の処理を行う開発者に専用インスタンスを推奨している。詳細は公式サイトまで。
2022年12月にテスト版がリリースされると、ITエンジニアたちを中心に大流行。2023年1月の月間アクティブユーザー数が1億人を突破したと推計されている(スイスの金融機関・UBSの調査)。
単に質問に受け答えさせるだけでなく、メールを作成させたり、文章を要約・校正させたりと、OpenAIが開発した他の自然言語処理モデルのAPIを使用しているものも含め、現在様々な活用方法が考案されている。
「ChatGPT」API版のリリースに際し、OpenAIは「私たちは、AIが信じられないような機会と経済的なエンパワーメントをすべての人に提供できると信じており、それを実現する最善の方法は、誰もがAIを使って構築できるようにすることです」とコメント。
「今日発表した変更により、誰もが恩恵を受けることができる数多くのアプリケーションが生まれることを期待しています」と寄せている。
使用にかかる料金は1000トークン(OpenAIによれば英語で約750単語に相当)あたり0.002ドル(外部リンク)。既存のGPT-3.5モデルに比べて10分の1に抑えたとしている。
「ChatGPT」API版、4月にはアップデート実施
今回、提供が開始された「ChatGPT」API版で使用できるのは、「ChatGPT」製品と同じ自然言語処理モデル「gpt-3.5-turbo」。OpenAIは、今後も「ChatGPT」モデルの改良を行っていくと宣言しており、今回のバージョンは少なくとも米時間6月1日(木)まではサポートされ、4月には新バージョンに更新される(なお、本APIを使用する開発者は、過去のモデルのバージョンを選択することもできる)。
さらに、モデルの特定のバージョンとシステムのパフォーマンスを制御したいユーザーに向け、専用インスタンスの提供も発表された。OpenAIは、1日あたり4億5000万トークン以上の処理を行う開発者に専用インスタンスを推奨している。詳細は公式サイトまで。
月間ユーザー1億人突破 話題沸騰のチャットAI「ChatGPT」
「ChatGPT」とは、アメリカの営利/非営利団体・OpenAIが開発した自然言語処理モデル。テキストで質問などを入力すると、AIによる回答が自然な文章で出力されるチャット型AIサービス。2022年12月にテスト版がリリースされると、ITエンジニアたちを中心に大流行。2023年1月の月間アクティブユーザー数が1億人を突破したと推計されている(スイスの金融機関・UBSの調査)。
単に質問に受け答えさせるだけでなく、メールを作成させたり、文章を要約・校正させたりと、OpenAIが開発した他の自然言語処理モデルのAPIを使用しているものも含め、現在様々な活用方法が考案されている。
OpenAI「システム全体の最適化でコストが9割減」
なお、OpenAIによれば、システム全体の最適化によって、12月以降「ChatGPT」のコストの9割が削減できたという。「ChatGPT」API版のリリースに際し、OpenAIは「私たちは、AIが信じられないような機会と経済的なエンパワーメントをすべての人に提供できると信じており、それを実現する最善の方法は、誰もがAIを使って構築できるようにすることです」とコメント。
「今日発表した変更により、誰もが恩恵を受けることができる数多くのアプリケーションが生まれることを期待しています」と寄せている。
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