KICK THE CAN CREW×RHYMESTER!?!?
お次ぎは「事前に名前がアナウンスされてないアーティストが出てきたっていいだろ? 俺がプロデュースした曲を聞いてくれ! これだ!」とKREVAさんの合図と共に流れたのは「La La Like a Love Song」。事前に発表されていなかった、MCUさんとLITTLEさんからなるユニット・ULが登場し、さっきまでの淡い空気から再びヒップホップな時間に切り替わります。後半のサビでは、ULの2人と同じく真っ白な衣装に身を包んだKREVAさんが登場。
そのまま一緒にサビを歌唱し、ついにKICK THE CAN CREWがステージに集結しました。
「やっとできたなこの歌」「もう終わろう」と、満足げにステージを去ろうとするKREVAさんとMCUさんを、LITTLEさんが「まだ何も終わっちゃいないぜ!!!」と呼び止めると、誰もが待ち望んでいた名曲「イツナロウバ」が!
活動を休止してからも、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などのイベントで何度か披露されてきたこの曲ですが、はじめて見る人も多かったよう。それぞれのバースの度に歓声が起き、なかには涙を流す人まで。
盛り上がりながらも感動的な時間でした。
「次は何の曲だろう」とソワソワしているオーディエンスの頭の中を察知しているかのように、次の曲は「予想の斜め上からいきますから」とKREVAさんが告げます。
「今日は何の日?」→「908 FESTIVAL」、「日本語にすると?」→「クレバ祭り」、「祭りと来たら神輿!?」「神輿? 神輿ロッカーズ!?!?!?」と、武道館にはどこかで聞き覚えのあるビートが響きます。
ステージ後方からRHYMESTERの宇多丸さんとMummy-Dさんが登場し、何年ぶりかわからない程、まさに斜め上からきた貴重な楽曲「神輿ロッカーズ」が披露されました。
揺れるに揺れる武道館。
サプライズはまだ終わりません。続いてDJ JINさんを呼び入れ、KICK THE CAN CREWとRHYMESTERによる「マルシェ」が披露。RHYMESTERがKICK THE CAN CREWの楽曲「マルシェ」をカバーしていたことから実現した奇跡の競演です。
Mummy-DさんとKREVAさん、DJ DINさんとLITTLEさん、宇多丸さんとMCUさんのペアで一緒にラップしたりと、豪華過ぎるステージが繰り広げられました。
この場でしか起きないすばらしいMAGIC
KICK THE CAN CREWのステージを終えると、次はRHYMESTER。「ONCE AGAIN」、「CHOICE IS YOURS」の2曲で、いつも通りのペースながらも、ベテランらしい爪痕を残していきます。続いて「この場でしか起きないすばらしいMAGIC」と紹介されたのは、久保田利伸さん。ステージが再びバンドセットに戻り、「M☆A☆G☆I☆C」がはじまります。KREVAさんもステージに現れ、2人のコラボ曲が披露されました。
その後は、なんと「La・La・La Love Song」で久保田利伸さんと三浦大知さんによる競演が実現。「ラララ♩」と2人の圧巻の歌声の高度な掛け合いが幾度となく繰り返されます。
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